子供のころ読んで怖かった絵本1位は「モチモチの木」

写真拡大

子供のころに絵本を読んだことがないという人は、ほとんどいないでしょう。幼稚園や家で、さまざまな絵本を読んだのではないでしょうか。その中に「とても怖かった」絵本はありませんでしたか? 今回は、子供のころに読んで怖かった絵本について聞きました。

読者672人に「子供のころに読んで怖かった絵本はありますか?」という質問をしたところ、106人が「ある」と回答しました。
この106人に、その怖かった絵本が何かを聞きました。

■子供のころ怖かった絵本 Top5
第1位 『モチモチの木』……12人
第2位 『おしいれのぼうけん』……5人
同2位 『赤い靴』……5人
第4位 『絵本 はだしのゲン』……4人
同4位 『ねないこだれだ』……4人

票は大変に割れましたが、上位はこのようになりました。
なぜその絵本が怖かったのかを聞きましたので、回答をご紹介します。

●『モチモチの木』
闇夜に浮かぶ、ぐにゃぐにゃに曲がった木の挿絵が怖かった。(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

切り絵作家・滝平二郎さんの絵が印象的な絵本です。

●『おしいれのぼうけん』
まず絵が怖い。悪いことをしたら押し入れに閉じ込められるという話の始まり方が怖い。自分の家にもある押し入れが怖い世界の入り口になっているという設定が怖い。(24歳女性/学生/その他)

怖いことばっかりですな(笑)。

●『赤い靴』
話の最後で、赤い靴が脱げないので女の子の足ごと切り落とす場面が怖かった。(25歳女性/学校・教育関連/専門職)

残酷な結末に衝撃を受けた人が多いようです。

●『絵本 はだしのゲン』
子供には刺激の強いシーンがあったから。(30歳男性/食品・飲料/技術職)

原爆の悲惨さを描いた永遠の名作です。

●『ねないこだれだ』
確か、最後にゆうれいに連れていかれる話だったと思うから。絵もなんとなくシュールで怖い。(30歳女性/不動産/事務系専門職)

絵は全て「ちぎり絵」でできています。「夜遅くまで起きていてはいけないよ」と子供に教える絵本なのですが……。

その他にも「怖かった」という絵本が多数挙げられました。なぜ怖かったのかの理由と併せてご紹介します。

●『こわいわるいうさぎのおはなし』
タイトルが怖かったのと、ウサギが銃で撃たれるシーンが怖かった。(22歳女性/学生/その他)

「こわいわるいうさぎ」というタイトルもいかがなものか、ですね。

●『三びきのやぎのがらがらどん』
とにかく絵が怖かった。(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

絵を怖く思った絵本は、深い印象を残すようですね。

●『白雪姫』
毒りんごを持ったおばあさんが怖かった。顔が紫だった。(52歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

悪者とすぐ分かるように色付けされたのでしょうね。

●『ぐりとぐら』
なんとなく怖い印象だけが残っている。(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)

楽しくてかわいい話なのですが、このように「怖い」と思う人もいらっしゃるのですね。

●『100万回生きたねこ』
死ぬという概念を知った本だった。絵もなんだか怖かった。(27歳女性/商社・卸/営業職)

この作品は名作としてよく知られています。

●『塔の上のラプンツェル』
バラのとげが痛そうで、恐ろしかったです。(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

怖いところは人によって違っているのですね。

●『注文の多い料理店』
森でさまようという設定がまずおどろおどろしい。挿絵も雰囲気があり怖かった。(31歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)

「最後に顔がくしゃくしゃになって戻らないのが怖い」といった回答も。

いかがだったでしょうか。さまざまな怖さが絵本にはあるようです。
あなたは、子供のころ読んだ絵本で怖かったものはありますか?

※マイナビウーマン調べ。(2014年2月にWebアンケート。有効回答数672件。19歳〜76歳の社会人男女)

(高橋モータース@dcp)