元ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾは、古巣について話すときも決して平凡なことは言わない。バルバラ・ベルルスコーニ女史によるミランの新時代について、ガットゥーゾ氏は「サッカーにおいて女性はあまり良いとは思わない」と話している。

「(アドリアーノ・)ガッリアーニのような人には最大限の敬意を払うべきだ。バルバラ? 私は、サッカーにおいて女性はあまり良くないと思う。申し訳ないが、そうなんだ」

また、ガットゥーゾ氏はリーグ戦について、このように述べている。

「ユヴェントスが優勝候補だ。ローマも素晴らしいことをやっていて、見事な争いになるだろうけどね。ユヴェントスに関して私が感銘を受けたのは、彼らのグループが素晴らしいということだよ。直近の試合でも、彼らは何としてでもゴールを決めようとしていた」

一方で、ガットゥーゾ氏は2006年のドイツ・ワールドカップにおけるマルチェッロ・リッピ監督の役割についても触れている。

「監督がリーダーを選ぶのは間違いだ。リーダーは選ぶ必要なく、自然と出てくるものだからね。それに、リッピのような、選手たち以上のリーダーとなる指揮官たちがいる。彼は2006年、我々を驚かせた。オーストラリアとの試合前、練習ぶりをほめられるかと思っていたら、激怒したんだ。一部の選手がメディアと話していたからとね」

「代表での記者会見で私はミランについて20分話した。その午後、リッピ監督から呼ばれて、我々は代表にいるのであり、ミランについてはミラネッロで話せと言われた。彼は本当のリーダーだったよ」

チェーザレ・プランデッリ監督が率いる現イタリア代表のリーダーの一人が、アンドレア・ピルロだ。

「彼は思われているようなヤツじゃないんだ。14年か15年一緒だったけど、いつも彼を殴っていたよ。苛立たせてばかりだったからだ。冗談を言ったりね。テレビで見るようなヤツじゃないのさ。彼と(アレッサンドロ・)ネスタは素晴らしいコンビだった。プレステばかりやっていてね。すごく笑わされたよ」

「強い選手であっても、毎日しゃべるような、いつも何か言うべきことがある者が問題を持ってくるんだ。ルールを守らない人がね。それが問題となるんだよ」