参加人数も増え、JKT、SHNの兼任メンバーも参加したことで、全グループのメンバーが参加した今回の「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」。それぞれのAKB、SKE、NMB、HKTごとに今回のじゃんけん大会を振り返ってみた。

NMB48からは、予選を勝ち上がった白間美瑠、沖田彩華、小柳有沙、村上文香、上枝恵美加、小林莉加子、鵜野みずき、森田彩花、AKBとの兼任のため渡辺美優紀、矢倉楓子が予選なしで参戦した。しかし、小林莉加子が怪我の療養のため欠場となる悲しいニュースが舞い込み、9人での戦いとなった。年末に開催される紅白歌合戦への出場を狙うNMBとしては、ここで結果を残し、更に34thシングルの選抜へ一人でも多くのメンバーを送り込むことが至上命題となる。

そんなNMBで大活躍したのが白間美瑠と上枝恵美加だ。じゃんけんには弱いと言いながらも、ド派手に神輿で登場した大島優子にキッチリと勝利をした白間美瑠。正直、NMBの中では人気急上昇中だが、AKBグループで見れば知名度は低い。そんな白間美瑠が、AKBグループで一番の知名度を持つ大島優子と一回戦で当たるのだから緊張しないはずはない。ドーム公演で組み合わせが決まった大島優子に対して「大島さんには絶対に負けません」と宣戦布告をぶちあげた白間だったが、正直逃げ出したい程に追い込まれていただろう。しかし、その逆境を乗り越えて見事に大島優子を撃破!今日一番の番狂わせだったに違いない。

対して、上枝恵美加も完全にダークホースながらトントン拍子で勝ち上がり、準決勝では大場美奈とあいこが続く熱戦を繰り広げ勝利し決勝へ。松井珠理奈との名古屋vs大阪対決は惜しくも珠理奈に敗退した。しかし、2位。上枝恵美加もまさか自分が決勝の大舞台に立つとは考えていなかっただろう。二人は紅白歌合戦の出場という目標を掲げるNMBにあって、キッチリと役目を果たした!白間美瑠と上枝恵美加がMVPだといっても過言ではない活躍だった!

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