ミランに移籍したMFカカーが5日、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役と記者会見に臨んだ。

バルバラ・ベルルスコーニ女史が「リッキー、おかえりなさい。4年前にミランサポーターの心にできた傷が、今日、ふさがれたわ」とコメント。そしてガッリアーニ代表取締役は、「彼は4年を経て、家に戻ってきた。我々の歴史は素晴らしいもので、決して途絶えることはなかった」と話した。同代表取締役はこう続けている。

「ミランでの270試合や数々のトロフィーを抜きにしても、カカーとは素晴らしい愛情の絆で結ばれている。彼はミランサポーターの心をつかんだんだ」

「シルヴィオ・ベルルスコーニ会長も、(交渉していた)日曜は4回も連絡してきた。どうなっているのかを知るためにね。ほかの誰のために、彼がそこまでしたことはない」

カカーをここに連れてくることで、私を含めた多くのサポーターを再び喜ばせることができた。我々はとてもうれしく思っている。つまるところ、おかえりリッキー、というわけだ」

カカーの復帰は(ケヴィン=プリンス・)ボアテングの移籍と関係している。4-3-3をやめることで、トップ下を再び置くことに決めた。そして、リカルドが加わることになったんだ」

一方で、ガッリアーニ代表取締役は日本代表MF本田圭佑のことを聞かれると、こう答えた。

「1月にどうなるかを見てみよう。とにかく、カカーは我々と2年一緒だ。本田との入れ替えも、(ロサンゼルス・)ギャラクシー(への移籍も)ない」