三澤紗千香のreal oneself

文化放送 超!A&G+にて月曜〜金曜まで毎日20時から10分間放送されている、動画付ラジオ「三澤紗千香のreal oneself」。今年1月からスタートしたこの番組が、先日放送100回を迎えた。それを記念して、パーソナリティを務める三澤さんに、100回を突破した感想や成長した部分など色々とお話をうかがいました。



――放送100回おめでとうございます!100回を迎えた率直な感想をお聞かせください。

三澤:早いですね。週に5回もカウントされるので、ビックリするぐらいあっという間でした。100回と言われればそうなんですが、自分の中ではまだ30回〜40回ぐらいの感覚なんですよ(笑)。聴いてくださる皆さん、メールをくださる皆さんのおかげで番組は成り立っていますので、本当に皆さんの愛を感じつつ100回を迎えることが出来ました。


――最初の頃と今とではトークも成長してきたと思いますが、ご自身ではどう感じていますか?

三澤:完全にひとりでラジオをやるのは初めてだったので、最初は不安でいっぱいでした。「収録だし大丈夫だよ」と言われても緊張するものは緊張するし。私はフリートークが苦手で、最初の頃は毎週唸りながら頑張って10分を乗り越えていたんですよ。でも、段々と慣れてきて、次の収録までに日々の生活で「これを話そう」というものが見つけられるようになったり、「このエピソードを入れて、これで話を終わらせよう」と頭に浮かべることが出来るようになりました。それも100回という数をこなしてきたからかなと、自分の成長を感じています。

先日、ゲームの収録で「フリートークをお願いします」と言われたんですね。長くても短くてもいいと言われた時に、結構長めに喋ることが出来て「急に言われてもこんなに喋れるようになったんだ」と思ったんですよ。


――ラジオ以外の仕事にも生かされたんですね。

三澤:これも「三澤紗千香のreal oneself」があったからだと思います。ゲームをプレイした皆さんに伝えたいことを素直に、自分にしか感じられない感性で、上手くまとめて喋ることが出来ました。このラジオがなかったら、「えー!どうしよう」と泣きながらディレクターさんと一緒に原稿を考えていたと思うので、すぐに「出来ます」と言えた自分に成長を感じました。


――番組では『三澤成長企画』という形で色々なコーナーをやっていますが、印象的だったものはありますか?

三澤:紙粘土で工作したのは面白かったですね。それから、料理の企画でナスを切ったりした時は、「ラジオのスタジオでこんなことしていいんだ!」と思いました。動画ラジオだからこそ出来ることがあって、でもラジオとしての側面もあり、そのどちらも考えながらやらなければと思うのが、こういう企画なんです。特にこのふたつは動画があるから面白いので、皆さんに楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。


――なぞなぞのコーナーではスタッフに文句を言うこともありましたが、改めて何か言いたいことはありますか?

三澤:ディレクターさんとも作家さんともとても仲良しなんですが、仲良しだからこそ「三澤だったら、こうやるだろ」とニヤリとしている裏が見えて、ムカつく!と思って対抗しています。でも、さすがに「答えはありませんでした」と言われた時は、「ふざけんな!」って切れました(笑)。もちろん、私が切れることも見越して台本を書いてくれているのですが、あれは本当にビックリして、何を言われているのか分からなかったです。


――三澤さんは負けず嫌いな性格ですよね。

三澤:負けず嫌いです!


――それなら、スタッフが考えたことの上を行きたいですか?

三澤:そうですね。自分自身が面白くなりたいし、番組を面白くしたい。曲や作品のことを喋っている時は、その良さを出来る限り伝えたいと思っています。10分は短いので、濃密な時間を過ごさないといけないんですよ。そこに全力投球するのは私の性格に合っていますし、情報を取捨選択するいい練習になっているので、最初は10分と聞いて驚きましたが、今は10分で良かったんじゃないかなと思っています。


――先日の「ポラリス」発売記念イベントや、Twitterなどでスタッフが「三澤さんを“10分間の女王”にしたい」と発言していましたが、そのことはどう感じていますか?

三澤:ちょっと意味が分からないです(笑)。何をもって“10分間の女王”と認定されるのか不明ですけど、「10分間で人をどれだけ楽しませることが出来るか」ということかなと思っています。今後の活動のために、10分の時間配分やそこでの全力の出し方など、色々と学ばせたいという意図もあると思いますが、私自身はあまり分かっていないです。番組は2h(※)の中で放送されるので、2hのアーティストさんに囲まれて大丈夫かな?と心配しつつ毎日頑張ってお届けしています。

※「A&G ARTIST ZONE 2h」は、文化放送 超A&G+で月曜〜金曜の19時〜21時に生放送されている帯番組。


三澤紗千香のreal oneself
▲100回放送ではメガネ&ジャージ姿を披露!

――フリートークでは、好きな人(声優)やふとももなどの話題で暴走することもありますが、好きなことについてはもっと語りたいですか?

三澤:語り足りない!!というか、今までは好きなことを語る場すらなかったので、自分ひとりの番組では好きなことを語っていいんだと、野に解き放たれた感じでいっぱいです!解き放たれたら、帰巣本能が働かず家に帰れなくなることもあるんですけど(笑)、それぐらいウキウキワクワクしていますね。自分が好きなことや興味のあることだけでなく、苦手なことを克服しよう!なんて他の番組ではなかなかやってもらえませんし、本当に声優としてもアーティストとしても成長出来る番組だと思っているので、楽しく暴走させてもらっています。


――ちなみに制限はないんですか?人のふとももをあそこまで熱く語って大丈夫なのかなと思ったのですが。

三澤:私も最初は思いました。でも、私が女の子だからセーフだったのかな(笑)。皆さんが聴いていて「マジ気持ち悪っ!」と思うただの変態トークではなく、「こいつ気持ち悪いな、あはは!」という笑いになっている部分は、私にしか出来ない“気持ち悪い芸”だと思っているので(笑)。もちろん、私はそれだけじゃないので、これからも三澤紗千香を見続けていって欲しいなと思いますね。


――確かに、たくさんある見所のひとつというか、見せ方・表現のひとつになっている感じがします。

三澤:今のところは感情をそういう風にしか表現出来ないんです。10分間で好きなことを好きだと喋るには、気持ち悪くなってしまう方向にしかいけないので、もうちょっと違う方向で好きなことを皆さんにも好きになってもらえるように語れたらいいなと思っています。


――でも、皆さん期待していると思いますよ。

三澤:飽きられないようにはしていきたいと思っています。私の色々な面を見てもらえるように、スタッフさんが企画を考えてくださっているので、それに乗っかって私も色々な自分を見つけていきます!


三澤紗千香のreal oneself

――コーナーの話に戻りますが、企画内容は結構バリエーションが増えましたよね。

三澤:ノリも違ってきましたし、100回を迎えてやっと「三澤紗千香のreal oneself」になってきたかなという感じがしますね。今までは私もスタッフさんも手探りだった部分が多かったんですけど、こうすれば私が輝くとスタッフが理解してきたのだと思います。


――輝きと言えば、オシャレにはなりましたか?

三澤:なってないです(苦笑)。『オシャレ三澤』のコーナーは自分でやりたいと言って、自分の首を絞めているわけですが……でも、少しずつはオシャレになっていると思います。1回目から見ている人は、「三澤さん、オシャレが磨けてきたんじゃない?」と感じていると思うんですよ。トークの内容もそうですし、服のセンスや表情なども回を増すごとに成長していると思うので、これからもどんどん成長して番組の完成度を高くすることで、“10分間の女王”という謎の称号に就くことが出来ると思っています。


――今後やりたいコーナーや、チャレンジしたい企画などはありますか?

三澤:アーティストとして音楽的なことをあまりやっていないので、音楽についてのコーナーが出来たらなと思います。「ピアニカを吹く」でもいいですし(笑)、「この記号とこの記号を合わせると何分音符になるでしょう?」というクイズでもいいです。ヘ長調やハ長調とかも分かっていないですから……。


――それって、分からないと言ってしまって“アーティスト三澤紗千香”として大丈夫ですか?

三澤:番組で学んでいきます!それでも歌は歌えるんだよ、という声優志願者の“夢のポラリス”になれるから(笑)。歌もそうですし、番組自体も最初の頃よりカットされることが少なくなっているんです(笑)。


――それは、すごい成長じゃないですか!

三澤:成長だと思います。中学生で声優になりたいという子からもメールが来るので、そういう子が「三澤さんみたいな人もいる」って思えたらいいなと思います。


――基本的にはひとり喋りのラジオですが、以前ゲストが来てくださったこともありますし、今後呼んでみたいゲストはいますか?

三澤:自分ひとりでゲストを迎えるのはまだ慣れていないんですよね。あまりに好きすぎる人だと、たぶん気持ち悪いだけで終わってしまうし。むしろ、三澤紗千香に興味を持ってくださっている方、大募集です!(笑)
あとは、鷲崎健さんをゲストとして呼びたい。2hに呼んでもらったり、一緒にMCをやったりはしたんですけど、私がMCで鷲崎さんをゲストで迎え入れたいです。鷲崎さんはゲストに対するトークは慣れていても、ゲストとしてのトークは慣れていないので、そこを攻めていこうと思います(笑)。


――本当にゲストという立場は慣れていないみたいですね。

三澤:モゾモゾとしているんですよ(笑)。他の方のラジオに呼ばれた時も、しっくりこなかったらしいんですよね。だから、そのモゾモゾ感を全世界に放映していこうかなと(笑)。私がどれだけ成長したか、番組で体感して欲しいのでぜひ来ていただきたいなと思います。


――最後に、いつも聴いてくれる方、まだ聴いたことない方、皆さんにメッセージをお願いします。

三澤:「三澤紗千香のreal oneself」は月曜から金曜まで毎日10分間、本当の自分をお伝えする素敵な番組になっています。声優・三澤紗千香、アーティスト・三澤紗千香、ひとりの人間としての三澤紗千香と、色々な三澤紗千香を感じられると思います。まだ私のことを知らない方も、ラジオを聴いていただければ「あ〜だいたい分かった」となるような、分かりやすい10分なので、時間が空いている時はぜひ聴いてください、三澤紗千香を知ってください!そして、いつも聴いて下さっている方、本当にありがとうございます。どんどん面白い番組にしていきますので、信じてこのまま聴き続けてください!さすれば道は開かれる!ありがとうございました。


(取材・文:千葉研一)


■ラジオ「三澤紗千香のreal oneself」

【放送日】毎週月曜日〜金曜日20:00〜20:10 ※翌日14:00から再放送(金曜日の再放送は月曜日)
【放送局】文化放送 超!A&G+
【パーソナリティ】三澤紗千香
【メールアドレス】sachika@joqr.net


■三澤紗千香2ndシングル「リンクス」

【発売日】2013年8月21日(水)

表題曲『リンクス』はTVアニメ「とある科学の超電磁砲S」新エンディングテーマ!


■DVD「声優ゆめ日記〜三澤紗千香〜」
DVD「声優ゆめ日記〜三澤紗千香〜」

【発売日】2013年5月31日(金)好評発売中!
【価格】5,500円(税込)
【収録分数】本編80分、映像特典10分

【収録内容】
<紗千香とバーチャルデート>
三澤さんとユーザーがデートを楽しめるバーチャルデート企画
・自宅に招いて三澤さんが手料理を振舞う
・学校の帰り道に制服デート
・ドレスアップした三澤さんと夜景を見ながらディナー
<強い女の子になりたい>
強くてカッコいい女性になるべくカポエィラに挑戦
<自然の中で癒されたい>
動物園で休日を満喫する素の三澤さんを楽しむことができる

【映像特典】
利きワイン、メイキング映像などを収録



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