恋愛が長続きしない?恋人ができない?秘訣は『2つの軸』にアリ
恋愛テクなんて全然効かない…。
多くの恋愛指南書において、彼のテンションを高めたいなら、「彼からのデートの誘いが直前だったら断るべき」とか、「デートのお金は彼に払わせるべき」と書かれていたりします。このような駆け引きは確かに効果がありますが、中には全く効かない男性がいたり、これらを行った結果、恋愛が長続きしなかったりします。一方、これらに反して直前のデートの誘いにのったり、デート代を割り勘にしたりするにも関わらず、男性から人気の女性がいます。しかし、この中にもやはり都合よく扱われる女性がいたりするのです。
何故このようなことが起こるかと言えば、それは恋愛における人の心が“2つの軸”で成り立っているからだと僕は考えています。このどちらが欠けても駆け引きはうまくいかないのです。今回はその2つの軸に関して説明しましょう。
(1)恋愛軸
男性の性欲の軸です。この軸において男性は、女性の顔の美しさやスタイルの良さ、女性らしい立ち居振る舞い、若さなどを価値と感じています。相手の人柄はどうでもよく、エッチしたいかどうか、エッチできそうかどうかだけで判断しています。男性を切なくし、不安にさせることで、コントロールできる軸です。
(2)パートナー軸
仲間や味方をつくり、つながりたいという気持ちの軸です。恋人というのは性的な関係だけでなく、パートナーでもあります。この軸において男性は、相手の人柄を気にします。話をしていて楽しい、一緒にいて安らぐ、価値観が合うなどの居心地のよさが判断の基準となります。男性の良心や、道徳観、義理や人情などの気持ちで相手をコントロールできる軸です。
冒頭でも話した通り、どちらの軸も一つだけではうまくいきません。にもかかわらず、ほとんどの女性は、どちらかの駆け引きしか知らず、相手を逃してしまうのです。CHECKでは、この軸の性質と、それをどのように使い分ければ良いのかについてお話ししようと思います。
CHECK!ふたりの関係を上手にコントロールする2つの軸
1.恋愛軸の性質と注意点
【性質】
この軸は「価値」と「距離」がキーワードです。まず、相手の男性があなたに上で述べたような性的な「価値」を感じなければ、この軸の駆け引きは使えません。彼があなたにその価値を感じているなら、次に重要となるのが「距離」です。彼に素っ気ないフリをしたり、彼の優先順位を下げるなどすれば、あなたは、彼にとって「手に入りそうで入らない距離」にいることができ、その結果、彼のテンションを高めることができます。
【付き合う前の注意点】
相手の男性にとってあなたが女性としての魅力に欠けるなら、この駆け引きは通用しません。また女性に興味を示さない非セックス至上主義の男性にも効果はありません。そして、結婚を真剣に考えている男性にこの駆け引きをすると、「結婚しても俺を振り回しそう」と感じて逃げていってしまいます。
【付き合っている時の注意点】
どの男性も、この駆け引きをしすぎてテンションが下がったなら、この駆け引きを止め、2のパートナー軸での駆け引きをする必要があります。ただし、今まで「手に入りそうで入らない距離」にいたはずのあなたが突然方針を変えると、彼は“駆け引きをしている”と思い、返ってテンションが下がることがあります。ですから、「尽くすこと」「自分から繋がろうとすること」だけはしないでください。
2.パートナー軸の性質と注意点
【性質】
この軸は、「味方」「仲間」「身内」がキーワードです。距離を置いたり、優先順位を下げたりはせず、彼が行きたい時にデートをし、彼にダメ出しや要求をせず尽くすことで、相手の女性を信頼する気持ちが芽生え、パートナーとしてのつながりが育っていきます。
【付き合う前の注意点】
下心がばれてはいけません。あなたが彼を好きだとバレているとき、この駆け引きをすれば、「俺の事を好きだから優しくしているんだろう」となり、1の恋愛軸で駆け引きをしているように相手に見られてしまい、逆効果です。また、相手があなたを女性として興味を持ち手に入れようと頑張っているとき、間違ってこの軸で努力をすると「手に入った」と勘違いをして、テンションが下がることがあります。
【付き合っている時の注意点】
見返りを求めてはいけませんし、彼がして欲しくないことを押し付けてもいけません。この軸の駆け引きをして相手のテンションが下がっているなら、直ちにやめ、1の恋愛軸の駆け引きをする必要があります。
どのような利害関係においても、それを長く続けたいなら、時と場合によって2つの軸を上手に使い分ける必要があります。1をしすぎてギスギスしているなら、2をすること。2をしすぎて調子にのったり冷めているなら、1の駆け引きをすることです。
実は、全ての利害関係はこの2軸で成り立っていると僕は思っています。たとえば会社の経営なら、1が従業員の給料を上げるなどのインセンティブと左遷などの罰です。これをすると授業員はやる気を出すのですが、し過ぎると会社に愛着がわかず、より高いインセンティブのある会社に移動したりします。2をし過ぎると、会社にい続けますが、働かなくなって怠けてしまいます。
相手とずっと仲良くしたい場合、この2つの駆け引きを永遠にし続けなくてはなりません。それは相手が魅力的で価値が高ければ高いほど、労力のかかる作業となるでしょう。
もっと長続きの秘訣を知りたい!という人は、「『別れたい…』と言われる前にあなたが普段から気をつけるべき3つのポイント 」もぜひ参考にしてください。
恋の教訓
恋愛利害関係の軸と
パートナー関係の軸が
恋愛を制する
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主催。音声で恋愛を学べるiPhoneアプリ『ぐっどうぃる博士の音ライブラリ』やスマフォ・携帯公式コンテンツ『恋が叶う99のルール』もある。現在、テレビ、ラジオ、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。著書に『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、「恋で泣かない女になる61のルール」(講談社)などがある。
ぐっどうぃる博士の経歴はこちら
http://u-rennai.jp/goodwill/
■ぐっどうぃる博士著書のご紹介
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