テレビ朝日のアナウンサーであり、「やべっちF.C.」のアシスタントとしてサッカーファンに親しまれていた前田有紀さんがテレビ朝日を退職することになったのは、多くの方がご存知だと思います。

その前田さんが「やべっちF.C.」を降板するにあたり、ブログで思いを綴っています。

視聴者のみなさん、サッカーに関わる全てのみなさんへ(やべっちF.C.ブログ)

やべっちF.C.の担当になった当初は、本当にサッカーについて知らなかったようで(番組を見てても、そんな気がしましたが)、その後に猛勉強して、Jリーグや代表戦だけでなく、ユースや大学、女子など、さまざまなカテゴリーのサッカーを見に行くようになったんですね。それだけサッカーに「ハマった」という事かもしれませんが、それだけ勉強して仕事に生かす姿勢は素晴らしいと思います。

周囲でも、「サッカーはヨーロッパか代表戦しか見ない」という人がたくさんいました。でも、気持ちを前面に出して、勝利を目指して一丸となっている選手たちを見て、サッカーはそれだけではないということを教えてもらえました。

また、サポーターについても目を向けてくれているのも嬉しいところです。他のクラブについても触れられていますが、(2006年って書いてあるけど2007年の間違い)ACLの準決勝。浦和vs城南一和戦でのサポーターについては、次のように書かれています。
PK戦では、ありったけのフラッグをゴール裏に集めて共に闘うサポーターの姿に、鳥肌が立ちました。サッカーには12番目の選手がいる、それがサポーターなんだ。そのことの本当に理解したのはこの時だったように思います。
(僕もこの日、埼スタで前田さんをお見かけしたのを覚えています。)

そして、レッズサポーターの涙腺に触れてしまうかもしれないのが、清尾さんのコラム。

もう一度、あの場所へ(Weps 打ち明け話)

テレビ朝日の最後の(?)取材対象を浦和にしてくれたことは、嬉しいの一言。
「今日は浦和に行かせてくださいってお願いしました」
「焼き付けておきたくて」

そして、2008年のACLで浦和が敗退してしまって凹んでいた清尾さんへの言葉が熱い。
「何言ってるんですか!もう一度、あの場所に戻りましょうよ!」
まさに、レッズサポーターが心に秘めておかなければならない事を前田さんに言われてしまいました。
やべっちF.C.では、矢部さんにいじられまくっていたので軽い人のような印象を受けてしまいますが(すみません)、決してそんなことはなく、仕事熱心で勉強家で、意外にも(失礼!)熱い前田さん。次のステージでの活躍をお祈りいたします。