ヒロ・ナカジマをセカンドで試した日、アスレチックスは、その試みを保留する決断をした。

「ショートが彼のポジションだ」ボブ・メルビン監督は言った。「彼には、そこを守らせようと思っている」

ナカジマは土曜日のマイナーリーグでの試合で、セカンドとショートを3イニングずつ守った。その間メルビンは、メジャーリーグの試合の指揮を執っていたが、ナカジマはセカンドがやりにくそうに見えたという報告を受けたと言った。

「セカンドを試してみたかったんだ」彼は言った。「違う守備位置だと、やりにくいこともある。彼はショートがやりやすいことは分かっているけど、私たちはそれを見てみたかった。彼は無難にこなしたけど、もう一度そうするかは分からない」

ナカジマがカクタス・リーグで、すでに5人の候補者がいるそのポジションを守ることは考えにくい。そしてアスレチックスは、彼がより経験を積むまで、それをレギュラーシーズンの試合で試すこともないだろう。

日曜日のナカジマは、ショートで先発して3回打席に立ち、3打数無安打、1四球で、打率は.150まで下がった。 彼は2度、初球を打ちにいった。

「打撃で苦労しているから、積極的になりすぎているのかもしれない」ナカジマは通訳を通して言った。「ストライクが来たら、カウントが早くても打ちにいっている。今重要なのは、実際にボールを良く見ることだね」

「私には、彼が慣れてきているように見える」メルビンは言った。「確かに、3安打すれば自信がつく。彼が複数安打をする日、それを喜ぶ日が来るだろう。彼は、彼の道を進んでいる途中だと思う」

しかし、メルビンのチームに残っているスプリング・トレーニングの試合は少ない。そして日が進むに連れて、開幕戦の先発ショート選手が、ジェド・ローリーになる可能性が高まるように見える。それでもアスレチックスは、ナカジマをメジャーリーグのロスターに残すだろう。

参考記事:Nakajima will not play second base By Jane Lee / MLB.com