【米国ブログ】日本で生活「不安もあるが興味尽きない」
東京に滞在し、働いているという米国人女性が、日本文化に関する情報を発信するブログ「vivianlostinseoul．blogspot」で、日本に住んで感じたことをつづった。
筆者は、「日本の文化的な側面について興味があり、日々観察しながら学んでいる最中」だと述べ、さまざまなことに挑戦して、日本での生活を楽しんでいる様子を伝えた。日本に関して抱くどんな印象もポジティブに感じているという。
筆者はこれまでも、日本で実際に経験したことや感じたことをブログにつづってきた。総じて言えば、日本でのせいかつは「困難な経験もしたが、それさえも肯定的に感じられる」と好印象を伝えた。
しかし、「生活しているとはいえ、まだ日本文化を深く知るまでには到達していないのかもしれない」と思う面もあるという。このあたり、私は日本を知っていると“天狗”にならず、自分の体験から新たなことを謙虚に学ぼうという筆者の性格が読み取れ、好感が持てる記述になっている。
さらに筆者は、日本に住む前に、日本文化について学び、語学を習得するなど、十分な準備をしたつもりだったという。この点でも勉強家であることはよく分かるが、やはり実際に住んでみると想定外のことがあった。当初を振り返ると「ホームシックに悩まされた」という。
しかし、「週末になると日本中を探索し、日常生活では日本独特のユニークな商品を見つけて楽しんだ」など、異国での生活に意欲的に取り組んだ。
そして、真面目な性格が裏目に出ることもあったようだ。「刺激的な生活で（最初の）1年があっという間に過ぎた。あまりの忙しさに疲れきってしまうこともあった」という。
現在も東京で暮らし、働いており、「税金や物価の高さに不安を持ちながらも、東京での生活が気に入っている。何といっても東京という街の面白さと、日本文化の多様性に果てしない興味を持つ」と、今も日本での生活に満足し、積極的に取り組んでいるようだ。
筆者は「日本で経験したことが自身の成長につながったと思える」とも記した。実際にはなれないこと、つらいこと、憤りを感じたことも多いだろうが、それでも異国での生活が自分の心の糧（かて）になると受け止める筆者に敬意を表したい。
同ブログを読んで、自分が今後、外国で暮らすとしたら、環境の変化をどう受け止めるだろうかと、考えてしまった。この米国人女性のように、何事に対しても常に前向きで取り組みたいものだ。（編集担当：田島波留・山口幸治）
