ちなみに、一石二鳥は、「kill two birds with one stone.(一つの石で二羽の鳥を殺す)」という17世紀のイギリスのことわざ。

英語放送だと、英語のネイティブの人たち以外を意識しているVOA(ボイスオブアメリカがいいだろう。

ポッドキャストなどでダウンロードも可能だ。

名前の通りまさに「アメリカの声」だ。

日本で話題になっているニュースなども世界、いやアメリカという国からとってみれば、全く話題になっていない事などが多々ある。

良くも悪くも、国際メディアとしてのニュースの取り上げ方の違いを感じるようになる。

当然、世界的な情勢の勉強にもなるが、そちらに興味がないとつまらなく感じるかもしれない。

また、比較的簡単な言葉をゆっくりとしゃべっているので、ニュースのヒアリング教材としてチャレンジしてみるのはいいだろう。

どうしても日本人は完ぺきを求めたがるが、理解の程度は「だいたい」でもいいのだ。

やり続ける人と、全くやらない人とでは雲泥の差がある。

誰もが、生まれた瞬間から話すことなんてデキない。

10数年かけてようやく言語を習得している。

目標は英語ネイティブな5歳児の子供だと思う。

5歳の子供は自分の本質的な欲求はすべて会話や喜怒哀楽で表現できる。

また不完全ながらも相手の伝達を理解しようとする。

そこにあなたの人生経験や覚えた単語が加われば最低限のコミュニケーションは可能だ。

後は、「聞く」「話す」の経験と共に「語彙(ごい)」を深めていく作業だけだ。

さらにオススメなのが「hulu」だ。

最近では、AppleTVでも「hulu」がサービスに加わり、さらにテレビでも楽しめるようになった。

何よりも英語学習に良いのは、映画でもあるが、毎日2時間も映画を視聴する時間を確保するのは難しい。

しかし、huluならば45分単位で視聴できる海外テレビドラマがふんだんにある。

サスペンス、アクション、ラブ・ロマンスとありとあらゆるテレビ映画が45分単位で13話分(1シーズン約3カ月分)が用意されている。

この45分というのがいい時間だ。

映画の2時間では長いが、1時間番組からコマーシャル分を抜き取った、ノンストップの45分間が、映画で「英語耳」を育てるいい時間となることだろう。

これなら毎日でも楽しみながら継続して視聴できる。

それで月額980円ポッキリで見放題だ!それを「ポール神田式」では、ティッシュケースや、アマゾンの空箱で字幕の真ん中を半分くらい隠してしまうのだ。

前半と後半が見えることがポイント!この状態は、自分の頭の中に革命的な変化を及ぼすだろう。

視覚は普段の字幕を見ながら視聴しているのだが、真ん中だけが「???」なので、推測機能が活発に動きはじめる。

字幕で半分程度はわかるものの、見えない部分は、音声部分から聞き取ろうと、急激に、脳と耳は動き出すからだ。

不思議なもので、字幕に頼っていると、いつまでたっても「英語耳」にはならなかった。

しかし、字幕が半分見えないだけで、あっという間に「耳」は聞き取ろうと努力をはじめてくれる。

すべての字幕を見えないようにしてしまうと、まったく意味がわからず持続できない。

あくまでも、番組内容を理解できる程度に隠すというのがポイントだ。

モチベーションの持続が一番重要だ。

同じ番組を「字幕あり」「字幕半分」「字幕全部隠し」と繰り返して見るという方法もあるが、この情報過多の時代に同じ番組を3回見るよりも、新鮮な番組を見続けながら、楽しんで覚えたほうがいいだろう。

たとえ、テレビ映画の作品本来のテイストが楽しめなかったとしても、英語を学習しながらもなんとなく視聴できたのだからラッキーと思えばいいのではないだろうか?レンタルビデオで借りていると、そんな視聴はもったいないが、huluで月額980円見放題だと、たくさん見て学べたほうがお得だ。