（ネタバレ注意）アニメ「AKB 0048」第7話、許されない娘

第7話「襲名キララ」
カザフスタン式典に、AKB0048襲名メンバーを数人招待したいとの申し出があった。今回の式典は、0048の志に近く、協力の方向で話は進んでいた。しかし、当日の劇場公演を休むわけにもいかない。
　
ついては、”アンダー制”の改定を行う事を、0048劇場は決定した。

・アンダー制の改定
アンダー制とは、戦闘班にまわった襲名メンバーのポジションをアンダーの人間が務めるというもの。

基本、他のメンバーか研究生がそれを務める事となるが、AKB0048のライブは、常にDES軍との戦いの危険性と隣り合わせなので、戦闘訓練を積んだ者しかアンダーポジションに配属する事はできなかった。それが、これまでのアンダーだ。

そして、今回の改定では戦闘訓練を積んでいない研究生からも配属を行う事ができるよう変更された。

AKB0048劇場支配人ツバサの説明に、凪沙たち研究メンバーは胸の高鳴りを覚えた。

・アンダー配属メンバーの発表
続いて、アンダーに配属されるメンバーが発表された。

?たかみなのアンダーに、東雲彼方
?こじはるのアンダーに、岸田美森
?ゆきりんのアンダーに、鰐淵恵
?ゆうこのアンダーに、薗智恵理

メンバー達の注目が集まったのは、智恵理だった。ゆうこのアンダーを第77期生が担当するという事で、歓声があがった。

だが、76期生から疑問の声がツバサへとぶつけられた。順番から行けば、76期生の方が先なのでは、という事だ。

しかし、アンダーは襲名と同様、在籍期間は選考対象には入っていない。襲名との相違点は、魂の資質とは関係なく、現在の実力で選考されている。

納得がいかないなら、練習を行うしかないと、ツバサは第76期生の訴えを退けた。

・智恵理の過去
アンダーのレッスンは、これまでとは段違いにレベルが高く、実力派の智恵理もついて行くのが精一杯だった。しかし、やり甲斐があった。その後も、ゆうこをずっと観察するなど、智恵理の研究は続いた。
　
そんなある日、寮内。智恵理に険悪な表情で声をかけてくる者達がいた。第76期生だ。

彼女達は、智恵理にデータ画像を突きつけた。

それは、智恵理に関する過去のデータだった。それは、智恵理がゾディアックコーポレーション社長の令嬢であるという事が
綴られた記事だった。

さらに、智恵理とDES軍の機体が一緒に写っている画像もつきつけられた。ゾディアックコーポレーションは、DES軍が使用する機体の生産に携わっているのだ。

それは、AKB0048達が戦う特殊部隊DES軍が乗り込んでいる機体。いつもAKB0048が戦闘を繰り広げる相手そのものだった。
そして、智恵理はDES軍のスパイではないのか、と強く訴えられた。

智恵理は、たまらずその場を走り去った。

・許せない娘
智恵理は、凪沙達と一緒にAKB0048のライブを見た4年前から、ずっとAKB0048に憧れていた。しかし、DES軍の機体を生産するゾディアックコーポレーションの社長である父が、それを許すはずがない。

しかし諦めきれず、もう一度AKB0048のライブへ行った。しかし、その時AKB0048にDES軍からの襲撃があった。その時智恵理が間近で見たのは、ゾディアックコーポレーションが生産している機体だった。父と一緒に写真をとった機体と同じ型だった。

そして、オーディションがある事を知った時、智恵理は家を飛び出したのだ。

しかし、AKB0048から見れば、智恵理は許せない敵の、許せない娘に違いがない。それを、ようやく智恵理は思い知らされたのだ。

・第75期生 東雲彼方が襲名されない理由
襲名メンバーのたかみなは、彼方の実力を見抜いていた。自分のアンダーとして選ばれた彼方と一緒にレッスンを行い、彼方のダンスをずっと見ていたのだ。

彼方のレベルは、十分に襲名メンバーとして通用する。何故、襲名されないのか。それを、ツバサへ掛けあってみようと彼女は決意した。

・襲名キララ
たかみながツバサへ掛け合おうと劇場内を走っていると、ツバサの後ろ姿を発見した。

AKB0048の地下施設へ入っていく所だった。そこは、AKB0048メンバー誰もが、立ち入りを禁止されている場所だった。たかみなは、こっそりとツバサの後をつけた。

しかしツバサの姿を見失い、入り組んだ複雑な道の中でついに迷ってしまった。そこで、たかみなは妙な生物と出会った。それは、まるでホタルのように光り輝く生物だ。

その生物は、次々に映像を順に映しだした。

オリジナルのゆきりん、そして今のゆきりん。オリジナルゆうこ、今のゆうこ。オリジナルのまゆゆ、今のまゆゆ。

しかし、オリジナルのたかみなの後に映し出されたのは、今のたかみなではなかった。

何故、実力のある東雲彼方がずっと第75期生のままなのか。たかみなの表情には、焦りと不安が現れた。

この地下施設は一体何か、そしてこの不思議な生物は何なのか。

【記事：フェイトちゃん】