アレッサンドロ・ネスタ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、フィリッポ・インザーギ、マルク・ファン・ボメルが去り、リッカルド・モントリーヴォとバカイェ・トラオレの獲得を発表したミラン。一方、インテルにも選手の退団の話が浮上している。ブラジルでは、DFルシオが母国に復帰すると言われているのだ。ルシオの代理人であるサンドロ・ベッカー氏は、『ランスネット』で次のように話している。

「ルシオはインテルで素晴らしい３年間を過ごした。だが今、変えるときが来たと考えている。インテルは放出を受け入れたよ。ブラジル復帰の可能性も選手は排除していない。ただ、優先するのは欧州で続けることだ。彼の希望は欧州の主要リーグでプレーすることだよ。でも、どうなるかは誰にも分からない。ブラジルでは彼に対する関心が強く、ルシオはブラジルでワールドカップがあることも分かっている」

ミラノからブラジルへは、セードルフも向かうことになるかもしれない。ブラジル人を妻に持つ同選手は、複数のオファーを受け取っており、ボタフォゴ移籍が騒がれ続けている。ただし、同クラブのアンドレ・シウバ副会長は、すでに合意に至ったとの見方を否定した。それでも、同副会長は「セードルフ獲得が不可能だと言ったら、嘘になるだろう。実現できるかどうかはまだ分からないが、可能であることは確かだよ」と認めている。

また、南米からのミラノへの誘いは、ガットゥーゾにも訪れている。ボカ・ジュニオルスのパブロ・ブドナSD（スポーツディレクター）が、次のように周囲を驚かせた。

「ここ（ミラノ）ではイタリアのクラブとの関係を築く機会がある。ガットゥーゾ？　好きだよ。もちろんさ。パブロ・モウチェ？　カターニアが関心を抱いているが、現時点で確実なことは何もないよ。動いているところだ。レアンドロ・パレデス？　彼は若いから、今後２、３年は出て行く可能性もないだろう」