三ツ矢雄二が語る『GON−ゴン−』の魅力「エゴや独占欲もあり、猛進していくエネルギーがある」 (1) ”チョロ”は小ズルくて悪い奴だけれど憎めない

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4月2日よりテレビ東京系ほか6局ネットで絶賛放送中のテレビアニメ『GON−ゴン−』。

全世界で120万部以上の売り上げを誇る田中政志原作の人気マンガをアニメ化した作品で、恐竜ゴンが大自然の中で成長していく姿を描いた本作だが、主人公・ゴンを務めるくまいもとこ、そして、子安武人、宇垣秀成、堀内賢雄、三ツ矢雄二、さらにはサンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけしといった豪華声優陣が名を連ねていることも魅力の1つと言えるだろう。

今回は、『GON−ゴン−』の劇中では森の泥棒”チョロ”を演じ、古くは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の葵豹馬や『タッチ』の上杉達也、『聖闘士星矢』では人気キャラ乙女座バルゴのシャカなど名キャラクターたち担当し、声優から俳優、さらには音響監督までマルチにこなす三ツ矢雄二に話を聞いた。

――まずはアニメ「GON」のチョロ役を演じるにあたり、アニメ「GON」のイメージ、印象を教えてください。

三ツ矢:「リアリティーもあるけれど、アニメの楽しさや可愛らしさを残した映像で凄く興味を持ちました。

カッティングにスピード間と独特のテンポがあるので、見ていて引き込まれるような気持ちになりましたね」――”チョロ”という役を演じるうえで特に心がけたことは?三ツ矢:「原音がちゃんと入っているので、そのイメージを損なわないようにしたほうがいいなと。

後はイメージを大切にし、自分の声のトーンに対して、チョロがどんな感じの声なのだろうと想像しました。

そして、一度高い声・低い声とやってみて、初めはなかなか決められずにいましたが、今日スタジオに来てやってみたらすぽっとはまったので、うまい具合に乗ったかもしれませんね。

いつも、自分が画面の中にいると思って声をアテレコするのですが、今日の本番ではそれができたような気がするので、ベストだったと思います」――”チョロ”と三ツ矢さんの似ている部分ってどこでしょう?三ツ矢:「せっかちなところ。

僕自身もすごくせっかちで落ち着きがないので、そういうせっかちさ、地に足がつかない感じは似ているかなと。

”チョロ”の魅力は、こういう小ズルイ役にある悪い奴だけれど憎めないみたいな、そういう”味”みたいなものですかね。

ずるさの中に可愛らしさもあり、GONや大きな森の王者みたいな動物たちの間を取り持つような役回り。

どっちかについてるというわけではなくて、両者を取り持つようなポジショニングというか」……続きを読む