今年で放送30年を迎える長寿番組の人気コーナーで、ゲスト女優が暗黙のルールを破った。何も生放送で暴露しなくても‥‥。



 3月8日、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の看板コーナー「テレフォンショッキング」に矢田亜希子(33)が出演。元夫・押尾学被告の影を早く払拭したい彼女は、「子育て奮闘ママ」をアピールしてトークを終えた。さて、次回ゲストとして自身の「お友達」を紹介する段となったのだ。

 この日、矢田が紹介したのは、女優の大竹しのぶ(54)だったが、矢田はこう口を開いたのである。

「お友達ではないんですけど、私の大好きな大竹しのぶさん」

 さらには電話が大竹につながるや、赤の他人であることを強調するかのように、

「初めまして、矢田亜希子と申します」

 と、よそよそしく挨拶したのだった。

 あらかじめスタッフから指示された相手に電話をかけただけです、というような物言いは、まるでヤラセの暴露である。

 番組関係者が解説する。

「同コーナーのゲストは、さきざきまで決まっています。ただし、出演する1週間〜10日前に本人から10〜15人程度、“本当の友達”のリストを提出してもらうんです。そこから無名な人を排除したうえでスタッフが出演交渉に当たる。それでも誰もスケジュールが合わない場合、ゲストと無関係のタレントさんにつなぐことがあるんです」

 さらに、長寿番組ゆえの苦悩もあるという。

「番組開始当初は、それこそ本当の友達に回していました。ところが、年を重ねるごとにタモリさん(66)がビッグになりすぎたため、予算の都合で当初は一律100万円と言われたゲストのギャラを年々削るようになった。苦肉の策で、番宣やPR名目で大物に出演を頼む傾向になったんです。そのため、紹介の電話で他人同士がバレバレな会話となることもよくある」(前出・番組関係者)

 とはいえ、あからさまに生放送でそれをバラすとは前代未聞だろう。折に触れて番組打ち切りもささやかれる同番組だが、矢田のひと言によって、また波紋が広がりそうだ。