中国人ブロガー「天津KTOP連邦日語」さんは、「日本人にご馳走になっても、お腹いっぱいにならない」というテーマでブログを書いている。

 ブロガーは日本人の友人に天ぷら屋さんに連れて行ってもらい、ご馳走になったようだ。だが、「1時間半の間に10品以上の品が出されたが、満腹にならなかった。一品一品の量があまりにも少なすぎる。小魚は1匹、ナスや玉ねぎも2切れ程度」とちょっとご不満そうな様子。大皿で大量に出される中華料理との落差に驚いたのだろう。また、中国ではご馳走になる場合、食べきれないほどの量が出されることも少なくないため、ショックが大きかったようだ。

 ブロガーは続いて「これだけでは満腹にならないので、日本人はよく“二次会”というものに行く。そこでまた食べたりしゃべったりカラオケをしたりする。食べ物は少しで酒をよく飲むのが日本人の飲み方の特徴。だから日本人は最後は必ず酔っ払う」と紹介。日中の酒の飲み方の違いについて言及した。

 また、「『日本料理は目で食べる』とも言われ、和食は見た目が重視される。高級店では一食2万円以上するが、これは見た目を美しくしてきめ細かなサービスをするための費用であり、山海の珍味を使っているから高いというわけではない」と説明した。

 さらに「懐石料理は茶道とも関係が深く、食器や座席、掛け軸など室内空間の美しさにもこだわる。日本人は薄味で美味しい懐石料理を味わいながら、俗世を超越した心理空間を生み出しているのだ」と解説した。懐石料理に対して、禅の精神のようなイメージを抱いているのかもしれない。(編集担当:西谷格)