左より芦田愛菜、ダコタ・ゴヨ
 ハリウッドを代表する大ヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えて贈る、感動のアクション・エンターテイメント巨編『リアル・スティール』。12月9日の全国ロードショーを前に、ヒュー・ジャックマンの息子役を演じた12歳の天才子役ダコタ・ゴヨと、ショーン・レヴィ監督が来日。スピルバーグが「奇跡の子役」と絶賛したダコタは、11月29日のジャパンプレミアと翌30日の記者会見に登場し、女優・天海祐希や人気子役・芦田愛菜をも魅了した。

天海祐希が“奇跡の子役”に「母のような気持ち」
芦田愛菜、スピルバーグが認めた天才子役と夢の共演

 ダコタ・ゴヨは、7月に公開された映画『マイティ・ソー』で主人公の子供時代を演じて注目を浴び、スピルバーグに「特別な少年」と言わしめた天才子役。本作でダコダが演じた少年マックスは、最愛の母を亡くし、かつて自分たちを捨てた父チャーリーと暮らし始める。チャーリーを言い負かす大人びたしたたかさの下に潜む孤独感、意志を貫く父親譲りの強情さ、そして、ロボットに目を輝かせる子供らしさをも併せ持つ。そんな複雑な心を抱えた難役に挑み、生き生きと体現している。ダコタは、スパイスの効いた軽妙なやり取りからシリアスなぶつかり合いまで、スター俳優ヒュー・ジャックマンと堂々と渡り合い、映画を成功に導く要となる。


 本作のキャスティングで最も困難だったのは、チャーリーの息子、マックスのキャスティングだった。父と息子の関係性に信憑性が感じられなければ、父子の絆を核とするこの映画そのものが成立しなくなってしまう。ヒュー・ジャックマンと対峙でき、スピルバーグが求める「観客を夢中にさせる、才能を超えたマジカルな何かを持った特別な少年」を求めて、数百人ものオーディションが行われた。ある日、トロント郊外の田舎からやって来た10歳のダコタ・ゴヨを一目見るなり、天使のような無垢な表情、魂のこもった存在感にレヴィ監督は驚愕。そして、スピルバーグもまた、この少年の中に求めていたものを認めた。

 やがて、マックスとATOMとの出会いのシーンから、ダコタの“魔法”の力は明らかになる。雨の降りしきる中、懐中電灯に照らされたロボットATOMの反射光がマックスの顔を照らす。その表情は、詩的な深い感動をシーンにもたらした。レヴィ監督は「それは演出で導き出すことは不可能です。彼には才能と同時に、生まれつき備わった特別な何かがあるんです」と語る。また、撮影中、ダコタと本物の父子のような関係を築き上げたヒュー・ジャックマンも「外交的で楽しい子供さ。でも、本当に彼には驚かされる」と称賛する。レヴィ監督は「この役は間違いなくダコタの人生を変えることになりますよ。」と確信している。

 映画『リアル・スティール』は、12月9日(金)より全国ロードショー。MOVIE ENTERの『リアル・スティール』特集ページでは、iPad2が当たるキャンペーンも実施中なので、お見逃し無く。

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