iPhone 4Sの液晶画面は従来より「黄色い」というのは本当か? iPhone 4を交えて画面の発色を比べてみた【レポート】
画面の色をiPhone 4/4Sの複数台で比較

Appleの最新スマートフォン「iPhone 4S」、すでに手に入れて楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

そのような状況の中で「iPhone 4Sの液晶画面は黄色く見える」という話題が聞こえてきました。

はたして本当に黄色いのか、手元にあった複数台のiPhone 4/4Sを一同に集めて比べて見ました。

今回用意したのはiPhone 4Sが2台(KDDI、SoftBank各1台)と、比較用にiPhone 4が2台(いずれもSoftBankで購入、現在はSIMなし)です。可能な限り条件をそろえるため、すべての端末で画面の明るさは最大、明るさの自動調節はオフにしています。またカメラのホワイトバランスはプリセットで固定しています。

この記事で使用しているすべての写真は切り抜きとリサイズ以外は加工していません。比較する画像はホーム画面(壁紙はデフォルト)とブラウザ画面(「iPhoneユーザーガイド」を表示)です。

それでは画像をご覧いただきます。左右の黒い端末がiPhone 4、中央の白い端末がiPhone 4Sです。明らかに目で見て分かる程度の色の違いがありました。写真の左に置いた端末ほど黄色が強く、右に置いた端末ほど青が強く発色しています。一番左のiPhone 4はiPhone 4Sの2台より画面が黄色っぽくなっています。

【左右がiPhone 4、中央がiPhone 4S、左に行くほど黄色い】
iPhone4s_screen_001

機種ごとに見て行きましょう。まずiPhone 4Sですが、写真左側のSoftBank版の方が写真右側のKDDI版より黄色が強く発色しています。

【iPhone 4S同士の比較。左の方が黄色が強く発色している】
iPhone4s_screen_002
iPhone4s_screen_003

iPhone 4でも、写真左側のほうが黄色く発色しているのが画像からわかると思います。今回用意した4台のうち、iPhone 4の2台は画面が一番青い個体と黄色い個体なので、iPhone 4Sの2台より違いはわかりやすいのではと思います。

【iPhone 4同士の比較。やはり左側が黄色い】
iPhone4s_screen_004
iPhone4s_screen_005

さて「iPhone 4Sの画面は黄色い」かというと、たしかに相対的に黄色い個体も存在するものの、iPhone 4Sより黄色が強く発色するiPhone 4が存在することから、iPhone 4Sだから黄色いというわけでもなさそうです。

iPhone 4を含めて画面の発色については個体差があるということが言えるかと思います。多くのユーザーが使用しているiPhoneゆえ個体差が目立ちやすいというのがことの真相なのではないでしょうか。


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iPhone 4S(au by KDDI)


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