在日韓国人の移住と定着を目的に「日本集落」の建設を推進している韓国慶尚南道南海郡は11日、東京と大阪で行った投資誘致説明会が好評だったことを明らかにした。韓国メディアが伝えた。

 報道によれば、南海郡のチョン・ヒョンテ郡守を団長とする投資誘致訪問団は5日に東京で、また9日に大阪で説明会を開催した。東京説明会では在日韓国人14人が参加、在日本韓国大使館の関係者も参加し、在日韓国人向けに日本集落の建設事業を宣伝する意向を表明。MKタクシーのユ・テシク副会長は「日本集落」の1番目の申込者となった。

 一方、大阪説明会では21人が参加し、同日に2人の希望者が申請書を作成、居住の意志を表したという。韓国メディアは南海郡の発表を元に「日本集落の造成に青信号」「日本集落投資誘致説明会が大きな成果」などと伝えた。

 南海郡は今回の説明会について「在日韓国人の熱い関心の中、所期の成果を収めた」と高く評価した。2012年には在日韓国人と日本人を対象に麗水博覧会見学と「日本集落」建設予定地の訪問を連携するツアーを実施する予定だ。南海郡は「日本集落を韓流と日本文化が出会う国際的な名品村にしていきたい」と抱負を語っている。(編集担当:金志秀)