7日のEURO12予選でセルビア代表と敵地で対戦するイタリア代表。すでに予選突破を決めているイタリアだが、チェーザレ・プランデッリ監督は次のように話している。

「予選は突破したから、何としてでも勝ち点を獲得しなければいけないわけじゃない。だが、素晴らしいパフォーマンスを見せる必要があることに変わりはないんだ。だから、セルビア戦は本大会の初戦と同じように考えている。去年のこと(セルビアサポーターの暴動で中止)による恐れ? まったくないね」

ユヴェントスFWアレッサンドロ・マトリやローマFWマルコ・ボッリエッロを招集しなかったことについて聞かれると、プランデッリ監督は次のように答えている。

「いない選手のことではなく、いる選手のことを強調するようにしよう。例えば(セバスティアン・)ジョヴィンコだ。我々はずっと彼を信じてきた。今の彼は自信を身につけ、これまでの欠点だったゴールを奪うことについても、コンスタントにやれている。今季のリーグ戦で最も重要なイタリア人選手になるかもしれないよ」

イタリア代表はクオリティーの高い4人のMFと、2人のFWというフォーメーションで戦っている。そのため、サイドアタッカーを不要としており、リーグ序盤戦で見事なスタートを切ったフィオレンティーナMFアレッシオ・チェルチやアタランタMFエセキエル・スケロットといった選手が招集されていない。

「(ユヴェントスMFシモーネ・)ペペも同じだ。でも、これは公式戦であって、フレンドリーマッチじゃないんだ。我々はコンスタントなパフォーマンスをするようにならなければいけない。こういう試合でフォーメーションを変えることは考えていないよ。布陣を修正するのに、数試合では足りないんだよ。もちろん、リーグ戦でどんな選手が出てくるかはチェックし続ける」

また、プランデッリ監督は各選手たちについて、次のように話している。

「(アンドレア・)ピルロは常に偉大な選手だった。(ジョルジョ・)キエッリーニのユーティリティー性は、試合中の変更を容易にしてくれる。(クラウディオ・)マルキージオは重要な選手になりつつあるね。(ダニエレ・)デ・ロッシはローマで違う役割をこなしているが、リーグ戦で6、7ゴールを決めることができる」

「うまくなるためにまだ努力が必要だということを、マリオ(・バロテッリ)は分かっている。しっかりと落ち着きつつ、自信を持ちながら、それを実践しようとしているよ。私の功績なんかないさ。代表での初ゴールを待つばかりだね」

「(パブロ・)オスバルドは典型的な現代的ストライカーで、素晴らしいパーソナリティーとテクニックを持つ選手だ。フィオレンティーナで指揮したから、彼のことはよく知っている。当時から彼のクオリティーは分かっていた。そしてスペインで成長し、守備も助けるようになったね」