左から、内山勇士、篠田麻里子、青池良輔。 『紙兎ロペ』 (C)紙兎ロぺプロジェクト 2009−2011
 AKB48の篠田麻里子が17日、都内で行われたDVD『紙兎ロペ』第2弾発売記念イベントに内山勇士監督、青池良輔監督とともに登場した。篠田は本作で声優に初挑戦。また、映画化決定についても発表され、集まった大勢の観客からは大きな拍手が起こった。

 本作は、第81回アカデミー賞を受賞した『つみきのいえ』のROBOTとTOHOシネマズが共同で始動した企画「Gift Movie」プロジェクトの第一弾作品。2009年7月よりスタートし、TOHOシネマズ全国32劇場、約358スクリーンの幕間で、映画の本編の前に観賞することが出来る。また、新しい才能を発掘し、応援する場所になればという想いが込められている。

 舞台となるのは、下町。地元をこよなく愛する高校生で紙兎のロペと、超テキトーな紙リスのアキラ先輩が映画館に行くまでの珍道中を描いた脱力系のショートアニメーション。

 今回、篠田が声優を務めたのは、アキラ先輩の5人兄弟のお姉さん役で、いつもだらしない弟の尻拭いをさせられ、「もう」が口癖のちょっぴりイライラ気味のキャラクター。DVDに収録されている11話『回覧板編』に登場する。

 声優初挑戦となった篠田は「実際に声優をやってみると、強弱をつけるのが意外に難しいんですよね」と悪戦苦闘した様子。収録の際、ガラス越しに見ていた内山監督が、篠田の声優としてのポテンシャルの高さに興奮し、終盤にはそばに駆け寄り、熱血指導したとのこと。その指導に対し、篠田は「内山監督はスパルタなんですよ」とコメント。アフレコは深夜にまで及び、その甲斐あってか「完成したアニメを改めて観たときにクスッと笑える、すごく楽しい感じになりました。声優初心者としては上出来だったと思います」と自信をみせた。

 トークイベント中に、内山監督より2012年に本作の映画化が決定したことが発表されると、拍手と共に「どうやって映画化するの?」という不安混じりの声も聞こえた。さらに、篠田までも「ストーリーをどうするんですか?」と心配する一幕も。監督によると、現在制作にとりかかっているとのことで、映画版『紙兎ロペ』にも篠田が出演することが決定している。

 同じAKB48メンバーの前田敦子は、本作を観るためにTOHOシネマズに通うほどの大ファンだそう。そんな前田が篠田に「それもしかしてやるの? いいなあ」と言われたとか。「かなり興味があったようで、実はあっちゃんもやりたかったみたい(笑)」と篠田は、笑顔で振り返った。AKB48のメンバーにぜひ観てもらいたいと言い、映画の完成を楽しみにしている様子だった。

 DVDは、9月17日より全国のTOHOシネマズ劇場限定で発売される。また、篠田麻里子が声優で出演した『回覧板編』は、10月より1カ月間、全国のTOHOシネマズで上映される。

 2012年公開予定の映画化に関する詳細は、公式サイトに掲載されるので随時チェックしておこう。

■作品情報
紙兎ロペ』第2弾DVD 

販売元:東宝株式会社 
発売元:株式会社ロボット
価格:\2,800(税抜) TDV-20384D

<第2弾収録話>
1話「肩たたき券」/2話「ボウリング場」/3話「試食コーナー」/4話「3秒ルール」/5話「草野球」/6話「RPG」/7話「UFO」/8話「ゆうこママ」/9話「カレー」/10話「花火大会」/11話「回覧板」/12話「線香花火」/13話「ヴィレヴァン」/14話「銭湯」/15話「焼き芋」/16話「キャプテンペガサス」 

『紙兎ロペ』-公式サイト

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