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 公開が目前となった『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』が史上初となる無修正バージョンを公開する。

 シリーズ2作目となる本作は、前作の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を遥かに超える“18歳未満にはふさわしくない”シーンが多々あり、日本では修正を入れ、R15+(15歳未満の鑑賞を禁止)での上映が決定していた。

 今回、無修正バージョンと日本用に修正を入れたバージョンを同時公開するのは、日本では初めて。超限定公開することとなったTOHOシネマズ六本木ヒルズは、「R18+バージョンを同時に公開することは非常に珍しいことですが、六本木は、外国人の方も多く、まさに“ハングオーバー”が起きそうな場所ですし、喜んでいただけるのではと思っております。」とコメントしている。

 またこの映画は、出演するサルに喫煙させたことが原因で、動物愛護団体PETAから抗議を受けるなど、公開前より問題が続出していた。この“喫煙サル問題”の他にも、R指定の本作の予告編をPG-13指定の作品につけたため、米映画協会(MPAA)の規定違反が発覚し、予告編を回収。さらに、マイク・タイソンの顔に入れたタトゥーと全く同じデザインのタトゥーが本作のキャラクターに使用されているとして、タトゥーアーティストのS・ビクター・ウィットミルから著作権侵害を理由に公開差し止めを求める訴訟を起こされた。

 直前まで公開が危ぶまれていたが、全米で『カンフー・パンダ2』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』を抑え、初登場一位を記録。さらに、コメディ映画史上最高のオープニング記録を樹立し、本年最高の興行成績をたたき出した。

 前作では、結婚式前日に独身最後のパーティを男同士で実施したところ、翌朝、花婿が消えていた。そして、二日酔いの頭を抱えながらわずかに残る記憶を頼りに花婿の捜索をするという展開だった。今作も酷い二日酔いで事件が始まる。目が覚めると、新郎の顔には刺青が入っており、何故か花嫁の弟は消え、代わりにベストを着たサルがいるというメチャメチャな状態になっている。懲りない面々は、無事に結婚式に間に合うのか――。

 ハリウッド映画の歴史を変えたコメディ映画がついに日本へ上陸する。“オトナ”の方は無修正バージョンで大笑いしよう。

 映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』は“R-15+バージョン”、“オトナ限定R-18+無修正バージョン”ともに7月1日より公開。