週末に検討していたように、アルゼンチンの裁判所は14日、３名が死亡した９日の交通事故の捜査について、ナポリDFウーゴ・カンパニャーロを対象とすることを決定した。車を運転していたのがカンパニャーロだったと確認されたことで、捜査を担当するワルテル・グスマン判事は、カンパニャーロを過失致死罪で起訴することを発表している。

だが、事故当時のカンパニャーロの血中アルコール濃度については、まだ分析結果を待たなければいけない状態だ。グスマン判事は捜査中にカンパニャーロが自由でいるための保釈金として、200万アルゼンチンペソ（約4000万円）と定めている。犠牲者の遺族の抗議を受けてのものだ。

犠牲者の遺族は先日、裁判所の前で、カンパニャーロをすぐに拘留するように求めている。亡くなった３名のうちの一人、ソレダード・ロペスさんの遺族ダニエラ・ロペスさんは13日、「彼は刑務所の中で走らなければいけない。私たちは彼のキャリアを壊したいと思っている。私たちの大切な人の人生に対し、彼がやったのとまったく同じように」と話していた。

さらに、ダニエラさんは「イタリアから戻ってくるたびに、彼は公共の敵となる。実際、３年前も、彼はほかの２人の方を轢いており、そのうちの一人は亡くなっている。彼を刑務所へ叩き込むのには、彼がさらに20人を殺すのを待たなければいけないの？」と続けている。