海外での成功の秘訣を語る川島「日本人選手は海外でも通用する。あとは言葉の問題」

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 13日、都内で日本代表GKの川島永嗣が、世界に挑戦するアスリートを応援する『Global Athlete Project Powered by Rosetta Stone(R)発足式』に参加した。

 2010−11シーズン、ベルギーのリールセでプレーして日本人のクオリティーの高さを改めて感じたという川島は、「近年、世界に進出する日本人アス リートが成功している一方で、挫折を経験して帰国を余儀なくされている選手が多いことも事実。監督やチームメートが言っていることを理解できず、コミュニ ケーションをうまくとれずに挫折を味わった選手もたくさんいます。もっと語学の重要性を知ってもらうために、プロジェクトに協力することを決めました」と コメント。

「GKは他のポジションと違って信頼を得るのに時間がかかるポジションなので、自分がコミュニケーションをとることで選手や監督、ファンの信頼を得ていくことができた」

 そう語る川島は、海外挑戦1年目で成功を収めることができた一因として語学の重要性を挙げている。

 18歳の時にイタリアへ留学経験のある川島は、イタリア人記者から質問を受けると、流暢なイタリア語で返答する場面も。

「プレーで世界に進出していくことはもちろん、言葉の壁も乗り越えてグローバルな選手を目指していきましょう」と、海外挑戦を目指すアスリートに向けて応援メッセージを送っている。

 イングランドへの移籍が噂されるなど、気になる去就については「どこに行っても僕は現地の言葉を勉強して環境に慣れていきたいと思っている。レベルの高いところでやりたい気持ちは強い。そのためにも言語を含めて、成功できるように努力していきたい」と意気込みを示した。

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