英紙『デイリー・ミラー』によると、マンチェスター・ユナイテッドはいまだインテルMFヴェスレイ・スナイデルの獲得を望んでいるようだ。アレックス・ファーガソン監督は、MFナニを交渉に織り込むことを考えているという。『ミラー』によれば、インテルはスナイデルに3500万ポンド(約45億7000万円)の値をつけており、マンUはナニをトレード要員とすることで移籍金の引き下げを望んでいるそうだ。一方で、マンUはアーセナルMFサミル・ナスリへの注目も続けているという。

また、サンダーランドは1月にインテルからレンタルで獲得したMFサリー・ムンタリについて、900万ユーロ(約10億4000万円)で設定された買い取りオプションを行使しないことに決定した。これにより、ムンタリは移籍先を探しており、プレミアリーグに昇格するクイーンズ・パーク・レンジャーズが獲得を考えている。ムンタリも移籍を悪く思っていないようだ。ただし、英メディアでは、ムンタリはインテルへ復帰し、レギュラーの座を争う用意もあるとされている。

一方、バルセロナはウディネーゼFWアレクシス・サンチェスの獲得から少し遠ざかったようだ。スペイン『アス』によると、バルサはサンチェスにいまだ強い関心を抱いているものの、現時点ではアーセナルMFセスク・ファブレガスの獲得を優先させているという。

問題となるのは、レアル・マドリーとマンチェスター・シティがこの間を生かし、サンチェス獲得への動きを強めていることだ。ウディネーゼの代理人であるキケ・ピナ氏が、スペインでレアルのホセ・アンヘル・サンチェス氏と会談し、4500万ユーロ(約51億9000万円)での獲得を持ちかけたという。レアルはアトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロの獲得が実現しなかった場合、サンチェスとサントスFWネイマールの獲得を優先するとされている。