ユヴェントスの幹部であるパヴェル・ネドヴェド氏が明言している。言い訳を探すことはない。シーズンのあらゆる目標の達成に失敗したユヴェントスは、未来を考えなければならないのだ。ネドヴェド氏はシエナのアントニオ・コンテ監督の就任に向け、扉を開けている。一部の情報では、同監督は15日にジュゼッペ・マロッタGM（ゼネラルマネジャー）と会ったそうだ。

また同時に、ネドヴェド氏は落胆させるシーズンに終わったチームを厳しく批判している。ルイジ・デルネーリ監督の責任だけではないということだ。そして同日、アンドレア・アニェッリ会長もリーグ会議終了後、選手たちを激しく批判した。

ネドヴェド氏は「誰の責任か？　まずは選手たちだね。新しい選手たちはまだ、ユヴェントスのユニフォームを着ることの意味を分かっていなかった。古い選手たちもその自覚を失ってしまい、勝者のスピリットをグループの残りメンバーに伝えることができなかったんだ。今年のユーヴェには完全にキャラクターが欠けていた。あらゆる点で落胆させられるシーズンだったと思う」と語った。

さらに、同氏は「今は未来に向けて仕事をしなければいけない。この数カ月は、ピッチ上よりも紙面で我々は騒がれていた。デルネーリ？　彼はユーヴェの指揮官だ。日曜（の最終節）を待って、それからどうなるかを見てみよう。名前を出したり、マーケットのことを考えるのは待つんだ。コンテは良い監督で、現役時代から監督としての考えを持っていた。指揮官として素晴らしいキャリアを築くと確信している」と続けている。

一方、アニェッリ会長は「リーグ戦が終わったら、どうすべきかを見ていこう。私は満足していない。むしろ、本当に不満に思っている。だが、次のシーズンについて話すために、リーグ戦が終わるのを待とうじゃないか」とコメント。一方で、コンテ監督については「接触はしていない。まだ試合が残っており、来季のことを話すのはそれが終わってからだ。アントニオは何度もユーヴェへの用意があると言ってくれていた。我々は我々の決断を下し、シーズンが終わったらそれを発表する」と述べるにとどまっている。

さらに、アニェッリ会長はネドヴェド氏同様に、「加わった選手たちの一部は、ユヴェントスとはどういうものかを分かっていなかった。そして私が最も落胆し、気分を害したのは、すでにいた選手たちがそれを忘れてしまったことだ」と苦言を呈した。