今日(正確には昨日か・・)は仕事のためテレビ観戦できなかったが、またもや不可解な起用や采配もあり接戦を落としたようだ。投手交替のタイミングが一番難しいと言われる。今日も難しい局面だったようだが、結局後手後手に回ってしまっているように感じる。


城島の守備についてもまたあっちこっちのブロガーさんから叩きのめされるだろう(>_<)  試合運びも一歩も二歩も中日のほうが上手に思える。この差はいったい何なんだ?


さて先発久保で金本がスタメンを外れた。これで久保の時は先発を外れるという法則はほぼ立証された。推測でものを言うしかないが、久保の契約にはそのようなオプション条項が組み込まれていたと考えるのが自然な状況だ。


その仮定で話を進めるが、正直なところ久保の気持ちは痛いほどわかる。送球が思うようにできない選手が外野を守っているという状況下、特にコントロールで生きている投手はピッチングの組み立てから大きく考えなければならない。当然ながら配球の幅は狭くなってしまうわけで、自身の給料に直接関わってくる大きな問題であるからだ。


しかし、球団はそれを許していいものだろうか? 心配するのはチームの和ということ。そんなことは関係ないと言われるかもしれないが、同じ目的に向かって闘う集団だ。他の投手だって金本がスタメン外れる日が久保の先発だなんてとっくに感じているはずで、既にその時点でチームの中で亀裂が起きていないかということ。


1985年優勝当時、吉田義男はしきりに “チーム一丸”を強調して日本一になった。

精神論かもしれないが、企業でもチームでも皆が同じ方向に向かって進まないと目標なんて成就できないばかりか、その集団は分裂を起こしてしまうとさえ私は思う。

もしかすると既にタイガースはそういう状況なのかもしれない。戦う前から大きなハンディを自ら背負って相手チームと闘っているようなもの。これでは勝てるものも勝てない、そう思ってしまう。


選手起用は監督の権限だ。一選手の希望を通すことで監督の権限が阻害されてしまっている状態。監督の権限が一部でも機能していない状態ならそれはもう監督ではない。私たちはそんな監督の率いるチームを応援しているのだ。

ファンのためのプロ野球なのであれば、私のような素人にここまで突っ込まれないようにしてほしい。ファンを思うなら、久保の意向を認めた時点で全先発投手に対して金本をスタメンから外すという措置をとるべきだったと思う。中途半端が一番いけない。


監督と金本との間にどういうしがらみがあるかなん知る由もない。しかしファンにとってはそんなことはどうでもいい。無理して金本を使うことが金本自身にとってもチームにとっても最善の策ではないことにもっと早く気づいておかなければならなかった。


私の推測に大きな狂いがなければ、チームが空中分解してそうなこの状態で今年の優勝なんてあり得ない。他の11球団はフロントも現場ももっと真剣に取り組んでいる。こんな甘い組織で優勝したらプロ野球の歴史における大きな汚点だ。


私の考えが思い過ごしであってほしいと切に願う。