2月27日のカーリングカップ決勝でバーミンガムに敗れ、2005年FAカップ以来のトロフィー獲得を逃したアーセナル。翌28日には、2010年下半期の業績が赤字であったことが発表され、悪いニュースがつづいた。

 スカイ・スポーツによると、アーセナルは2010年下半期に300万ユーロ(約3億4000万円)の損失を計上。2009年には黒字が3000万ユーロを上回っていた。

 ただし、財務状況は健全だという。赤字の理由は、昨夏の移籍金収入がわずか500万ユーロにとどまったこと。前年は、アデバヨールやコロ・トゥレのマンチェスター・シティ移籍に伴い、4000万ユーロ近くの収入があった。

 今年、アーセナルが巨額の収入を得る“奥の手”は誰でも知っている。今回の業績発表で、経営陣の頭にセスク・ファブレガスの売却がよぎらなかったはずはない。