インテルのラファ・ベニーテス監督は18日に行われるクラブW杯を前に、アフリカ勢として初めて決勝に進出したマゼンベを軽視することはないと話した。

現在セリエAでは7位に低迷しているインテル。マッシモ・モラッティ会長はクラブW杯の結果次第ではベニーテス監督解任に踏み切る可能性を示唆している。

「決勝を戦えるのは名誉なことだし、大きな挑戦でもある。我々にとっては、クラブの歴史に新しいトロフィを加えるチャンスなのだからとても大事な試合だ」
「アフリカ最高のチームとやれることも誇らしい。アフリカにとっては大事な瞬間だろうが、それはインテルにとっても同じ。これはクラブW杯決勝の記憶に残るものとなるだろう」
「今の心境はって? まもなく世界一のクラブを決める決勝を戦うんだ、もちろん勝ちに行くよ。これは2010年を締めくくる試合になるし、2011年にはもっとたくさんの勝利を手にしたいね」

ベニーテス監督はリヴァプールを率いていた2005年、横浜で行われた決勝でブラジルのサンパウロに1−0で敗れている。

負傷者の多さに頭を悩ませていたベニーテス監督だが、ここに来てDFキヴ、FWミリト、GKジュリオ・セザールらが、復活。ただし準決勝で負傷したウェズレイ・スナイデルは決勝を欠場する。

インテルの主将ハビエル・サネッティは、「インテルをトップの座に連れ戻す最高のチャンスになる。最近のサッカーでは本命などいないも同然。試合はバランスのとれたものが多い。我々は同じレベルだ。そう考えないと痛い目に遭うだろう」と気を引き締めた。