2034年大会の招致を目指しましょう!

2日深夜、注目を集めたあの発表が行われました。NASAによる宇宙人発見の報告…ではなく、日本も2022年大会の招致に乗り出していた、サッカーワールドカップ開催地の発表です。結果は2018年大会が初の東欧開催となるロシア、2022年大会がこちらも初の中東での開催となるカタール。日本はノックアウト方式の2回目で敗れたとのことで、残念ながら落選。同じ大陸での連続開催を避ける現行ルールなどから考えると、日本での開催は最短でも2034年までナシ。まぁ気長に待つしかありません。

今回の招致活動にあたって日本が投じた予算は9億円。前回2002年大会の招致予算が約90億円、2016年五輪招致に東京都が投じた予算が約150億円というのを考えても、いかにも控えめ。投票権を持つ理事にワイロを贈っていたなんてニュースもあったように、金をかければいいというものではありませんが、9億円で「本気」を謳われても信じがたいもの。そして何より、日本開催でなければいけないという大義は、日本人でも見出すことは難しかったように思います。

その点ロシア・カタールはオイルマネーなど巨費を投じる経済的余裕がありました。カタールはインフラ整備に4兆円を投じる方針を示すなど、国家プロジェクト規模での動き。ジダン氏を担ぎ出して顔役にするなど金のチカラで何でもできることを示してきました。そして、冷戦の跡地ロシア、火種うずまく中東での開催には「サッカーで平和を」という大義を感じさせるものがあります。南アフリカ、ブラジル、ロシア、カタール、そういうことです。かつて日本も、アジア初、新たな市場の開拓などの大義を持って招致に成功したのですから、仕方ありません。

しかし、日本の招致計画には大いなる夢がありました。

ソニーの技術力を背景に、巨大画面なんてチャチなものではなく、スタジアムのピッチ上に臨場感あふれる超3D映像を映し出し、全世界のスタジアムでワールドカップを体験できるようにするというのです(じゃ日本じゃなくていいじゃん)。この技術をワールドカップとは無関係にぜひ実現させ、世界に届けてもらいたいもの。

僕は先日3Dテレビというものを体験しました。メガネをかけると目の前に飛び出してくるAKB48。「会いたかったー!会いたかったー!会いたかったー!」と連呼する彼女たちに、僕は思わずおっきしながら手を伸ばしてしまいました。それを超える超3Dが実現したなら…ゴクリ。ピッチと言わずに、ビッチを我が家の寝室に映し出すことも可能ということ。その技術を実現させ世界に届けたなら、ご家庭でAカップ、Bカップ、いやワールドカップが開催できるようになるはず。その存在感、感謝を背景にすれば2034年大会の招致活動は有利に運ぶはず。ソニーさんにはぜひ頑張ってもらいたいものです。

ということで、「体の一部のアソ棒」ことプレイステーションムーブを振りかざしながら、ワールドカップ開催地についてチェックしていきましょう。



◆立体映像で幼女を映し出す時代…それまでは死ねないな!


日本時間1日深夜、招致を目指す各国は最終プレゼンテーションに登場。各国がスターを呼び寄せ、ウィリアムズ王子やクリントン元大統領などの大物が登場する中、日本は菅総理が所用で登場をキャンセル。東京五輪招致の敗戦で、その策は通じないとわかっているはずの幼女起用に望みを託しました。

↓日本は2002年生まれの幼女・佐々木りおちゃん頼りのプレゼン!


カタール:「お金をどうぞ」
韓国:「女を抱かせるニダ!」
日本:「幼女でございます」

日本が一番鬼畜だったか…。



まぁ、ワイロだ何だと騒がれてはいますが、「開催の意義」の前では招致活動での裏技など霞むというもの。これまでワールドカップを2度開催したのは、イタリア・ドイツ・フランス、そして次回大会を開催するブラジル。いずれも半世紀以上の間隔を空けてのもの。正直わずか20年で再び日本あるいは韓国での開催をする理由は見出せません。

韓国には砲撃合戦に勝利したのち、半島北部を併合し、平和の祭典・平壌ワールドカップを開催するという最終奥義が残されていますが、日本にはそのへんの奇策もナシ。まぁ、熱意をアピールしていくしかありません。そういう意味では2034年を目指した「布石」として、一回出ておいたと見るべき。この敗戦をアピールして、「招致活動に勝つためにもスタジアム建設にもっと予算を」などの交渉もやりやすくなるでしょう。9億円にしてはよく戦ったということで関係者には「お疲れ様でした」の労いを贈りたいもの。

↓一方、カタールは「4兆円使うぞ」宣言!エアコン付きスタジアム建設も約束!

日本を下して22年大会の招致に成功したのは、前評判が高かったカタールだった。アジアでは02年日韓大会以来の2回目、中東では初のW杯開催。招致トップのアルサニ氏は「カタールを支持してくれて感謝します。われわれを、そして中東を選んだことを誇りに思うでしょう」と語った。

オイルマネーを背景とした巨大投資が決め手となった。政府はインフラ整備に469億ドル(約3兆9400億円)を投じる方針を示した。スタジアムには40億ドル(約3360億円)を投じ、太陽エネルギーを利用する最新の冷却技術で会場を気温27度以下に保つ酷暑対策なども認められた。

22年W杯はカタール!巨額オイルマネーで圧倒(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

理事:「カタールが語ーる夢に惹かれた」
理事:「4兆円の0.1%でいいからくれ」
理事:「くれぐれもエアコンだけは頼むよ」

くそっ、日本では人間国宝でも2億円しかもらえんのに4兆とは…。


↓発表の瞬間、現地の実況も「カタールだ!カタールだ!」と大興奮!



カタールが勝ター!カタールが勝ター!

大騒ぎからの大泣き。日本の淡々とした敗戦とは好対照!


まぁ、日本はこれでしばらく五輪もワールドカップもありませんが、これがすべてではありません。バレーボールの世界大会は大体日本でやっていますし、2019年にはラグビーワールドカップを日本で開催します。ラグビーワールドカップも2011年大会招致に乗り出し、下馬評で有利と言われながら「クソ弱いから」という理由で、無念の敗戦となりました。喜びの記者会見が一転して謝罪会見となった真夜中。顔面蒼白の平尾誠二の姿は今も鮮明に思い出されます。

そうした敗戦を乗り越え、「熱意」を示したことで2019年大会開催を勝ち取れたのです。サッカーもこの1回に懲りず、次も出るぞという意気込みをしっかりと持ってもらいたいもの。1回負けて諦めるようなら、「やらせなくて正解だった」と思われても仕方ありませんからね。



目指せ2034年!死ぬなよ自分!ちなみにその頃、佐々木りおちゃんは32歳!

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