デジタルカメラを使っていると、「いらない写真を削除していたら、ついうっかり必要な写真まで削除してしまった」といった事態に出くわすことがあるかと思われますが、ベストショットであればあるほど削除した時のダメージは計り知れないものであるはず。

そしてそんな事態に直面してもなんとかなるかもしれない、強力なファイル復元ソフトが付属したSDHCメモリカードをソニーが発表しました。ソニーは今年1月にSDメモリカード事業に電撃参入しましたが、このようなところで他社との差別化を図るようです。

詳細は以下から。
フルハイビジョン動画（AVCHD）データ復旧対応モデルなどSD/SDHCメモリーカード | プレスリリース | ソニー

ソニーのプレスリリースによると、同社は11月10日からデータ復旧ソフトウェア「Memory Card File Rescue（メモリーカードファイルレスキュー）Ver.3.0」が付属したSDHCメモリーカード3モデルを発売するそうです。

ラインナップは「SF-32NX（32GB）」「SF-16NX（16GB）」「SF-8NX（8GB）」で、いずれも「スピードクラス・CLASS10」に対応しており、毎秒最大22MBの高速データ転送が可能。付属のファイル復元ソフト「Memory Card File Rescue Ver.3.0」はダウンロード形式で提供され、同ソフトは業界初となるAVCHD方式のフルハイビジョン動画の復旧にも対応しています。

32GBモデルとなる「SF-32NX」


また、同日には「スピードクラス・CLASS4」に対応したベーシックモデルの「SF-8B4（8GB）」「SF-4B4（4GB）」「SF-2B4（2GB）」の3モデルやメモリカードリーダー「MRW-F3」も発売される予定。

8GBモデルの「SF-8B4」


SDメモリカードおよびメモリースティックに対応したメモリカードリーダー「MRW-F3」


あくまで必ずしもデータが復旧できるとは限らないわけですが、いざという時のための備えとして準備しておくのも悪くはないのかもしれません。

なお、市場推定価格は以下。

SF-32NX：2万3000円前後
SF-16NX：1万2000円前後
SF-8NX：6000円前後
SF-8B4：4000円前後
SF-4B4：1700円前後
SF-2B4：1100円前後
MRW-F3：1400円前後

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