日本の防衛省および警察庁のホームページが15日から17日にかけて、アクセスしづらい状態になっていたことが分かった。共同通信社の報道を引用し、環球時報が伝えた。

 報道によれば、日本防衛省および警察庁のホームページは、サーバーに対して故意にトラフィックを増大させ、過負荷をかける「DDos攻撃」を受けた可能性があるという。

 日本総務省および文部科学省は、日本全国の地方自治体や国公立大学などに対して、ウェブサイトの管理を強めるよう呼びかけていたが、金沢市にある金沢大学付属高校のウェブサイトが中国語に改ざんされる被害が発生している。

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)海域で、中国漁船と日本海上保安庁の巡視船が衝突する事故が発生して以来、中国のハッカー集団である「中国紅客連盟」が18日に日本政府のウェブサイトにサイバー攻撃をしかけると発表していた。今回の攻撃が「中国紅客連盟」によるものかは不明だが、「中国紅客連盟」は13日、ウェブサイトでハッカーたちに対して、「国家間に不必要なトラブルをもたらす」として、日本のウェブサイトを攻撃しないよう呼びかけていたという。

 一方、尖閣諸島の「中国民間保釣連合会」の責任者である李南氏によると、漁船衝突事件が発生して以来、同連合会のウェブサイトは16日早朝からサイバー攻撃を受けているという。同サイトはサーバーがダウンする被害も発生した。(編集担当:畠山栄)



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