以下、槙野・森脇・森崎浩・横竹・服部・ストヤノフ閲覧禁止です!

8月1日のJ1リーグ戦で、サンフレッチェ広島の槙野智章さんがやらかした「釣り」ゴールパフォーマンス。試合翌日にはフジテレビの「めざましテレビ」で何故か特集され、多くのサラリーマン・主婦・お年寄りなどを「誰?」「何?」「で?」とモヤモヤで包み込むなど、各所で大変な反響を巻き起こしました。

その余波はおさまることなく、7日には同じくフジテレビの「すぽると!」に、釣り上げた魚とともに槙野が登場。自身のパフォーマンスを振り返りつつ、「写真撮影に失敗した」「釣った自分が写真に写ってない」「森脇は顔がデカイ」と、全国放送でいらない情報を多数お届け。最後にはスタジオの国分太一さんに、「今度一緒にTOKIOの“ハートを磨くっきゃない”を唄いたい」と呼びかけるなど、適当コメントを連発。あまりに古い曲を挙げられた国分太一さんが若干ムッとするなど、スタジオを微妙な空気に包み込んだのです。

もちろんテレビだけではなく、サポーター同士の会話・インターネット掲示板などでも大きな反響がありました。「面白い」「よくやった」と賞賛するものから、「ふざけるな」「相手をバカにしている」という堅苦しい非難、「パクリはやめろ」「完成度が低い」というヘンな意味での叱咤激励まで、その反響はさまざま。まぁ確かに悪ふざけではあるので、非難が出るのも仕方ない部分はあります。「バカにされた」と相手側が感じるなら、ゴール裏ローカルルール的には旗竿や灰皿・ペットボトルを投げたりすることも許容されるのかもしれません。

しかし、槙野相手では怒るだけ無駄というもの。

槙野智章は、日本サッカー界をその手の悪ふざけで背負って立つ男。これまでも、失敗すればどれほど叩かれるかわからないトリックPKや、スベれば世界的赤っ恥となるパフォーマンスに挑戦し続けてきました。それはある意味で、ワールドカップでPK戦に出るより精神的にキツイ挑戦。スベれば怒られ、ウケたところで年俸に影響するとは思えない奉仕活動です。それでも、本人は「ファンが喜ぶ」と信じて頑張っているのです。実際に広島サポーターは喜んでいるように見受けられます。ならば、温かく見守ってあげるのが大人というもの。見せつけられた側のみなさんも、一種のお付き合いだと割り切って「よくできたねー」「おもしろーい」「スゴイぞまきのクン」などの声援を贈ってあげて欲しい…僕はそう思うのです。

さて、そんな槙野智章さんのネタ帳「YouTube」に、新しいゴールパフォーマンスが追加されたらしいので、早速チェックしていきましょう。



◆これで「もう組体操やれば?」って言うと、それはやらないんだよね!


前回の「釣り」パフォーマンスでひとつ残念だったのは、佐藤寿人が絡んでいなかったこと。広島で誰が一番点を獲るかといえば、やはり佐藤寿人なわけです。ゴールパフォーマンスを安定して披露するには、佐藤寿人が決める→槙野を中心としてパフォーマンスするの流れが重要。槙野が決めるまで待っていたんじゃ、新ネタを制作しても披露するまでに旬が過ぎてしまいます。

その点、「釣り」の元ネタを制作したアイスランドのクラブ・ストヤルナンのみなさんの団結力は大したもの。誰が決めても、みんなでパフォーマンスするという流れが確立されているのですから。これなら毎週新ネタを用意しても、確実に消化することが出来ます。ヘンに美しい友情ですね。

そんなストヤルナンの面々は、あの「釣り」を披露した次の試合で、早くも新ネタを披露。また今回も、絶対に練習が必要な手の込んだネタで、その練習の成果がうかがえる完成度。あれだけウケた「釣り」をアッサリ捨て、次のネタを仕込むその心意気。もはやウケるとかウケないとか、期待に応えてとかではなく、淡々と自分の仕事をやり抜く職人のようですらあります。

↓ストヤルナンの新ゴールパフォーマンスは「人間自転車」!

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氷島:「ヒャッハー!バイセコーバイセコー!」
日本:「ほっほー。そのまま前に進んだり、ボール蹴ったり出来る?」
氷鳥:「それで決めたら、“これが本当のバイシクルシュート”ってか!」

※ちなみにこのあと、ストヤルナンは3点取られて負けます。


さすがワールドクラス。さすがストヤルナン。もうサッカーがやりたいのか組体操がやりたいのかわからないくらいの頑張り。何か、その方面では槙野が世界でもかなりトップだろうと思っていたのですが、ストヤルナンには負けそうな気がしてきました。サンフレッチェはまだ槙野という強烈な個に頼っていますが、ストヤルナンは組織的に成熟しており、釣り人役だった10番を欠いてもこれだけのパフォーマンスが出来るのですから。これはサンフレッチェにも、前線で槙野が孤立しないようガンバ大阪から安田、セレッソ大阪から播戸・茂庭、東京読売からラミレスの獲得を急いでもらいたいもの。

↓ちなみに、ガンバ大阪・安田は槙野のパフォーマンスに不満アリ!

前節京都戦でFK弾を決めた槙野が、アイスランドのチームが取り入れ、話題になった釣りのパフォーマンスを行ったことに「前(弓をひく)のもウェズレイのやつやし、あいつはパクリばっかり。何で釣りやねん。当然、点は獲らせへん」と、キッパリ。ただ、一方で自身のパフォーマンスについては「(タレントの)たむけんさんと『ちゃ〜』をやる約束してるから」と、理不尽にもパクリを容認した。

G大阪・安田、槙野に“禁漁”宣言/サッカー/デイリースポーツonline


なるほど、言ってることはムチャクチャですが、指摘はごもっとも。モノマネばかりでは真のパフォーマーとはいえません。カバーアルバムだけ出しているアーティストなどいないのです。ストヤルナン以上のネタ…例えばゴール後に全員で森脇を観客席まで放り投げる「人間大砲」など、人間自転車以上の何かを生み出してもらいたいもの。このような厳しい指摘をしてくれる安田が同じチームにいれば、さぞやいいパフォーマンスが出来るのでしょうが…。いっそふたりでストヤルナンに移籍でもすれば、パフォーマンス界の銀河系が生まれるでしょうに…。

↓そんなふたりは、7日のガンバ戦でも絶妙な挨拶で連携バッチリ!
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どうでもいいけど、めっちゃ明神怖えぇwwwwwwwwww

トルシエの言う「8人の明神と3人のクレイジーがいれば勝てる」のうち、ひとりの明神とふたりのクレイジーがせっかく集ったというのにwwwww



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