あーーーーー、やっぱ見てたかーーーーー!

元日本代表監督のオシム氏は、日本のサッカー選手たちにこう言いました。「1日24時間すべてをサッカーに捧げなさい」と。自身も、ビデオを含め毎日数試合を観戦するなど、まさに24時間サッカー漬けの生活を送ったオシム氏。常に世界のサッカー界の動向を注視し、新しい技術・新しい戦術を吸収しようとする貪欲さ。サッカーを単なる仕事としてではなく、人生そのものとしてとらえるそのスピリットは、日本サッカー界にも大きな影響を与えました。一部で誤解・カンチガイ・ズレを生みつつ。

8月1日、そんな少しカンチガイした貪欲さを、あの男が見せつけてくれました。

その男とは、サンフレッチェ広島に所属する槙野智章。1日に行われた京都戦に出場した槙野は、後半5分に地を這うようなシュートで先制点をゲット。その得点自体も素晴らしかったのですが、本番はそのあと。いつもなら弓矢を引き絞るパフォーマンスをする槙野が、それに続けて、つい先日話題になったばかりの「釣り」パフォーマンスを始めたのです。ピッチをピチピチはねる森脇を釣り上げ、満足気に記念撮影をする槙野。何という貪欲さ、何という吸収力でしょう。プロサッカー選手として多忙な日々を送る男が、無駄なマメさでYouTubeをチェックし、最新のパフォーマンスを取り入れてきたのです。

あのパフォーマンスを見たとき、これを槙野に見せてはいけないと多くの人が思ったはず。そして「やるなよ」「絶対やるなよ」と思ったはず。誰もフリのつもりじゃなかったわけですが、「やるなよ」と言われればやりたくなるのがネタ師という連中。「やるなよというのは、やれという意味ではない」「オシムが見ろと言ったビデオはソレではない」「練習しろと言ったがその練習ではない」など、言いたいことは山ほどあります。

しかし、たかが「釣り」パフォーマンスをするためにコソコソと居残り練習をし、実際に試合でスーパーゴールまで決めたのですから、文句のつけようもありません。むしろ文句をつけたいのは、土曜日に試合をした連中。何故土曜組は槙野に先んじられなかったのか。土曜日に「釣り」をやっておけば、みすみす槙野を有頂天にさせることはなかったのです。「釣り」パフォーマンスなど知らなかったのか、自分でやろうと思わなかったのか、いずれにせよその意識の低さは残念の一言。そんなことではいつまでも経ってもYouTubeデビューは出来ないぞ、と厳しく指摘しておきたいものです。

ということで、2014年ワールドカップ・ブラジル大会で「世界を笑わせる」ことが期待される、槙野智章の釣りパフォーマンスをチェックしていきましょう。



◆さぁ、これをきっかけにアイスランドとバカバカしい友情を結ぶんだ!

将来的には日本代表のDFラインを統率することが期待される有望株であると同時に、日本サッカー界きってのネタ師でもある槙野智章。いや、ネタ師という意味ではすでにワールドクラスの存在。YouTubeで数百万回以上も閲覧されたトリックPK動画は、世界中で大きな話題となりました。

そんな槙野は、得点意欲が高いことでもおなじみ。「今季は得点王を狙う」「契約更改で背番号10を要求した」「ブルガリア語を勉強してストヤノフからPKを譲ってもらうつもり」などの発言も、冗談ではなく本気も本気。実際その得点力は高く、DFとしてはトップクラス…というか日本代表FWと比べても数字上は遜色ありません。チームのために得点したいのか、ゴール後にパフォーマンスをしたいだけなのか、とにかく得点意欲・能力が高い男なのです。

↓ゴール後は、弓矢を引き絞るパフォーマンスを披露します!


※ちなみに、このパフォーマンスのあと、槙野は両足をつり交代しました。


そんな男が、世界で話題となった「釣り」を見逃すはずはありません。ピッチをピチピチとはねるあの動き。記念撮影までする芸の細かさ。アイスランドのクラブが披露したそのパフォーマンスは、まさに槙野的。世界には似たようなバカが…もとい、似たようなアイディアマンがいるものだなぁと、本当に驚かされます。

↓コチラがアイスランドで生み出された「釣り」パフォーマンス!


※もう手遅れではありますが、槙野閲覧禁止設定でお願いします。


迎えた1日。釣りパフォーマンスが生み出されてから最初の試合。槙野はしっかりと悪ふざけの準備をしてきていました。意味ない早さで。ヘンなところでマメさを発揮し。ムダな完成度で。

↓ゴールを決めた槙野は、世界最新のパフォーマンスを本邦初公開!


ダメだこりゃwwwwwwwつける薬がないwwwwwww

この調子で世界最先端の戦術とかパクれよwww出来るだろwww


さらにこの日は広島がPKを獲得した際に、例のトリックPKを警戒する京都が「エリア外にいる槙野をふたりがかりで全力マークする」という珍場面も演出。結局、佐藤寿人が普通に蹴って普通に決めたのですが、試合後のインタビューでは「僕があそこにいることでGK、相手のDFが混乱に陥っていた。あれこそトリックPKだ」と何故か槙野が得意気。キャプテン・佐藤寿人からミスターサンフレッチェと認定されるなど、まさに「槙野デー」という一日になったのです。

↓試合後の「サンフレッチェ劇場」でも再度釣りパフォーマンス披露!


ミスタージャイアンツの面白さと、ミスターマリックのネタ考案力を併せ持つ男、それがミスターサンフレッチェ!

サッカーはもはや関係ありませんが、面白いから、いい!





2014年大会は本田△・長友・槙野が主力なの!?何だこのオワライブルーw

記事をブログで読む