“母乳チーズ”をレストランで提供、米国のシェフが妻の母乳を活用。
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珍しい“母乳チーズ”を作ったのは、ニューヨークのレストラン「クレー・ブラッセリー」でシェフを務めるダニエル・アンゲラーさん。この冬に娘が生まれたばかりのアンゲラーさんは、自身のブログの中で「妻の母乳をかなりの量、冷凍保存している」と説明。しかも、この奥さんは母乳の出がよほど良いらしく、母乳バンクへの寄付も考えてるそうだが、検査をパスするには時間が必要で、「その間に、家の小さな冷凍庫のスペースが埋まってしまう」ほどらしい。そこで、アンゲラーさんは捨てるのが「お金を無駄にするようだ」と思い、母乳からチーズを作ることにしたそうだ。
アンゲラーさんによると、2ガロン(約7.5リットル)の母乳からおよそ2クォート(約1.9リットル)ほどのチーズができるそう。2週間熟成させると「未殺菌の牛乳チーズのようで、本当に甘い牛乳のような味」がするという。アンゲラーさんは妻の了解を得た上で、チーズをレストラン「クレー・ブラッセリー」で提供。ブログでは「用意できるうちに、食べてみたい人はぜひ来店して試して」と呼びかけている。
ブログには、「すごいアイデア」「私や友だちも、昔作ってみようとしたけど方法が分からなかった。教えてくれてありがとう」などのコメントが並び、興味を持った人も多い様子。中には「牛乳に似ているなら、アイスクリームやチーズケーキにもできるかも」という人もいて、アンゲラーさんが「試したら、あなたのやり方を教えて」と返すケースも見られるなど、“母乳チーズ”を通じて活発なコミュニケーションが生まれているようだ。