12月3日から公開されたWindowsとMacOSX用のフリーソフト『Google日本語入力(ベータ版)』。パソコンで日本語が入力できる、という一見何の変哲も無いこのソフトが、ブログ上で大きな話題となっている。


「図表入りの記事はこちら」

インストールしたブロガーのコメントを見てみると、


    ・“草食系男子”や“歴女”が一発で漢字変換できた!さすがはグーグル先生。
    ・すごい高性能!“水嶋ヒロ”とか“相武紗季”の漢字がすぐに出てきた。
    ・マンガキャラクターの必殺技が一発で変換できるなんて素晴らしすぎる!

といった、かな漢字変換機能の性能に注目が集まっているようだ。
このソフトはWEB上で使われている言葉を自動的に収集し、作成した辞書を搭載している。つまり流行語やネットスラング、芸能人の名前など、これまでのソフトでは一発変換できなかった言葉が認識できるのだ。
さらに、言葉を先読みする予測変換機能も優秀であり、

    ・“今日”と入力するだけで、今日の日付が変換候補に出てきたよ。
    ・“あむろい”と打ったら“アムロいきまーす”が。どんだけマニアックw
    ・“ただしい”で“ただしイケメンに限る”と予測しました。時代の流れもよんでますね!

などなど、どこまで予測可能なのかをレポートしている人も。
これほどの性能と情報量を誇りながら、実はこのソフトはまだ試作段階。完成品がどこまで便利な機能を搭載するのか、未だ予想できない。

    ・私の使っているワープロアプリには非対応でした。今後に期待ですね。
    ・カタカナで打った言葉を英語に変換してくれる機能が欲しい!

など、ユーザーからの要望も取り入れ、さらに優れたソフトに成長してもらいたい。

そんな『Google日本語入力(ベータ版)』を開発したGoogle社は、これまでにもGoogleアースやストリートビューなど画期的なサービスを展開してきた。ここ最近も次々と新しいソフトを公開しており、

    ・『Google音声検索』がすごい!爆発的にヒットする予感。
    ・日常的な作業はほとんどGoogleの無料サービスで対応できるようになった。
    ・Googleの無料OSはいつか世界標準になるんじゃないか?

と、支持者をどんどんと獲得している。
企業から広告収入を得ることで、高性能のソフトを無料で配布するGoogle社。ユーザーにとっては嬉しいかぎりだが、有料でソフトを販売している会社にとっては大変な脅威だろう。

(佐藤潮/effect)


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