平均視聴率43.1%、瞬間最高視聴率51.2%(関東地区/ビデオリサーチ社調べ)という驚くべき数値で、お茶の間の高い関心をうかがわせたボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ=内藤大助×亀田興毅の一戦――。

決戦から3日、前王者・内藤が現役続行の意思を表したことで、さっそく一部のマスコミは興毅のV1を前提に両者の再戦の可能性を伝えている。

だが、そんな折、一部のファンから“興毅がグローブの中に何かを入れてたのでは”と指摘する声があがり、試合の余韻は別の議論となって続いている。

「内藤大助 公式応援掲示板」には、内藤が鼻を折られた興毅の左ショートストレートを挙げ、「カウンターでもないあのパンチであそこまでのダメージが与えられるのは、どう考えてもおかしい」、「足を使ってノーモーションでの軽いパンチであそこまで顔を腫らした試合を見たことが無い」、「試合前に親子だけでカメラシャトアウトで部屋に篭ってたことも、スッとしない」といった書き込みがなされた。

だが、さすがに今回ばかりは、アンチ亀田が多いと思われる内藤掲示板であっても、説得力に欠けるのか、「亀田は大毅戦においてマークされてるし、WBCの世界戦、ましてや王座戦において不正はありえんよ」、「ボクシングや世界タイトルを馬鹿にするのも大概にしてくれ」、「ボクサーのパンチ馬鹿にしすぎじゃないの」、「内藤選手が(あと宮田会長が)、バンテージについて納得いかないなら、とっくに提訴してるはずです」といった反論コメントが多数書き込まれた。