25日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第5節で、決勝トーナメント進出を懸け、敵地でボルドーと対戦するユヴェントス。MFジエゴはCLの舞台であまりゴールを決めているわけではない。24試合出場で4ゴール。今季は4試合に出場し、ノーゴールに終わっている。

問題は、ジエゴに得点を求めるのか、あるいはアシストやドリブルなど、別のことを求めているのかということだ。その戦術的なあいまいさが、彼にとってもネックになりかねない。22日のウディネーゼ戦でもそれは見てとれた。1−0とリードし、アレッサンドロ・デル・ピエーロが投入されてから、ジエゴは4-4-2の左サイドへと回ることになった。

−復帰戦となったキャプテンに対する親切心だったのですか?
「デル・ピエーロが入ってきたときに、チーロ(・フェッラーラ監督)がサイドに行くように指示したんだ。おかしなことじゃない。大事なのは勝つことだ。あの位置でプレーすることには慣れていないけどね。でも、好きじゃないってわけじゃない。20分から30分ならやれるよ。ウディネーゼ戦は人生で二度目だった」

−ですが、ここまでのパフォーマンスには満足しているのでしょうか?
「しているよ。ただ、もっとやれる。僕だけじゃなく、チーム全体がね。常にスペクタクルをもたらす必要はない。大事なのは勝つことで、さらに良いプレーもできればなお良いってことだ」

−ですが、CLでゴールを決めなければ、輝かしい一年にはなりません。
「ボルドー戦でそうなることを願っているよ。ヨーロッパの舞台でのゴールは、特別な味だからね。最近の試合では決められていない。ただ、アシストはしたけどね。ゴールを決めて勝てれば完璧だ。でも、僕にとっては、ほかの選手にゴールを決めさせて勝つことも重要だよ」

−これまでにCLグループリーグを突破したことがないですが、ユーヴェでそれを実現していようとしています。グループ首位で突破することはどれほど重要ですか?
「大切なことさ。首位と2位では、ちょと違いがあるからね。だからこそ、僕らは勝つためにボルドーへ来ている。ドローは必要ないし、興味もない」

−フェリペ・メロは2500万ユーロという移籍金に見合っていないと感じますか?
「デリケートな話だね。それは彼が話すことだ。僕に言えるのは、金額に関係なく、彼のクオリティー非常高いってことだ」

−あなたの移籍金も変わらないですが、プレッシャーは感じないですか?
「僕はないよ。ピッチに出れば、移籍金のことなんて考えない。これまでもそうだった。ポルトにいたときも、800万ユーロだったけど、あのクラブにとっては大金だった」

−メロとモモ・シッソコがいれば、前線はより守られていると感じるのでは?
「もちろんさ。僕がメロとモモをどれだけ尊敬しているかは知っているはずだ。素晴らしい選手だよ。彼らとクリスティアン・ポウルセン、そしてほかの選手たちがいれば、今年の僕らの中盤はとても強いのさ」