2010年W杯の予選突破をめざすフランスサッカー連盟(FFF)のキャンペーン・ビデオが今週から放映されている。

 ビデオ・クリップは、先ごろ第44代米国大統領に就任したバラク・オバマ氏が大統領選キャンペーンで用いた「イエス、ウィー・キャン」というスローガンをさまざまな年齢層のサポーターが連呼、それにエスカレットFFF会長が「イエス・ウィー・ウィル」と応え、最後にレイモン・ドメネク監督がフランス語で「ウィ、ヌ・ル・プヴォン」(イエス、ウィー・キャン)と締めくくる内容になっている。

 フランスでは、ユーロ2008以後、ドメネク監督の不人気から国民が“代表離れ”する傾向にある。観客動員数や試合中継の視聴率に影響が出ており、FFFにとっては代表のイメージ改善が非常に重要な課題となっている。

 フランス代表は、2月11日にマルセイユでアルゼンチンと親善試合を行なったあと、3月28日と4月1日にW杯予選の対リトアニア戦2試合を控えている。