「ダビ・ビージャがバレンシアで続けることを約束できる。それは間違いない」。これはクラブ首脳陣とビージャの契約の見直しについて話し合いを行った後、スペイン代表FWビージャの代理人ホセ・ルイス・タマルゴ氏が明らかにしたメッセージだ。

「ダビがここで長い間幸せであることを望んでいるということで両者の意見は一致している」と語ったタマルゴ氏は合意に至らなかったものの、交渉はうまくいっており、合意も時間の問題であると強調。一方、バレンシアのフェルナンド・ゴメス副会長も「新シーズン、ビージャは我々の選手として続けるだろう。これまでの2回の話し合いでの結論はポジティブなものだ」と語っている。

 クラブの財政難、クラブ再建のための新たなビジョンを持ち、期待をもって迎えられたビジャロンガCEOの解任劇などクラブのゴタゴタ劇が続く中、一時はビージャの移籍も確実視されていたが、ユーロ2008得点王はバレンシア残留へと向かっている。次回の話し合いは来週にも行われる予定だが、新指揮官エメリー監督にとっても、バレンシアファンにとって嬉しいニュースが届きそうだ。

(スペイン通信)