クリスティアーノ・ロナウドは10日夜、同日午前中にFIFAのブラッター会長がロナウドはマンチェスター・ユナイテッドから「現代版奴隷」のように扱われていると発言したことに対し同意した。
 ブラッター会長は、選手がレアル・マドリーへ移籍したいのなら許されるべきだと語っている。

 足首の手術を受け、ポルトガルで休養中のロナウドは、「FIFA会長の意見に同感だ。会長は正しい。だけど、僕はもうこれ以上言いたくない」と話した。
 レアル・マドリーは8500万ユーロ(約143億円)の移籍金と年俸900万ユーロ(15億1600万円)の5年契約を用意したと伝えられている。
「レアル・マドリーとの合意はないし、僕はまだ来季自分がどこでプレーするのかわからない」と話し、手術のため「復帰には10〜12週間かかる」と付け加えた。

 ブラッター会長は、クラブが選手を長期契約でしばりつけることを、「現代版奴隷制度」と呼び、ロナウドがスペインのクラブへ移籍したいのなら、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリーは「交渉の席に着くべきだ」と話した。