2日のオリオールズ戦で、今季初黒星を喫したレッドソックスの岡島秀樹投手について、一夜明けた3日、ボストンの地元紙「ボストン・グローブ」の電子版は、「岡島が許した失点は、レッドソックスのブルペンとしては、27日のマリナーズ戦でティムリンが失点して以来、14イニング続いていた無失点イニングをストップさせるものだった」と報じ、「日本から来てから、これまでで最も多い安打を許してしまった」と、レ軍移籍後、最多となる1イニング4被安打だったことを伝えた。
 同記事によると、試合後、メディアには開放されていない食堂にいた岡島を、ジェフ・山口通訳が偵察にいき、『感触は良かったんだけれど、何もかもうまくいかなかったようだ』と、報道陣に説明したという。岡島は、3−2と1点リードした八回に、先発・ウェークフィールドの後に二番手として登板したが、4被安打4自責で、今季5度目の救援失敗。初黒星がついた。
 さらに、同記事は、「岡島は7人の打者に対して、24球を投げたが、そのうち、20球が直球だった。満塁にされた3連打は全て直球を打たれたもの。(中略)カーブは3球投げたがいずれもボールになって、さらに、直球に頼る結果になってしまった」と、直球一辺倒となった配球を分析している。