国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA:ナスバ)は、ユーザーが安全なクルマを選べる環境づくりのため、自動車の安全性能の比較評価を自動車アセスメントとして実施している。
そして今回、平成19年度に実施した自動車アセスメントにおける乗員保護性能と歩行者(頭部)保護性能の評価結果が最も優秀であった「スバル・インプレッサ」が、「自動車アセスメントグランプリ車」の座に輝いた。


平成19年度は、販売実績の多い15車種を試験対象に選び、それぞれについて衝突安全性能試験(フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験の3つの試験)、歩行者頭部保護性能試験とブレーキ性能試験からなるアセスメントを実施した。
その結果によると、3つの衝突試験の結果から総合的に評価した衝突安全性能の総合評価では、多くの車種が運転席・助手席ともに最高の★6個の評価となった。
歩行者頭部保護性能評価についても、スバル・インプレッサはレベル5の最高評価を獲得し、最も安全性の優れたクルマとして認められる結果となった。

スバル・インプレッサといえば、WRCをはじめ様々なモータースポーツシーンで活躍し、あらゆるノウハウがフィードバックされているクルマだ。
一般道で競い合うラリー競技の最高峰であるWRCでは、数々の大クラッシュに見舞われ勝利に見放された事が何度もあったが、いつも高剛性のマシンがドライバーとコ・ドライバーを守ってきた。
そんな男達の命を賭けた戦いの中で本物の安全性能は磨かれていくものなのかもしれない。

(編集部 car journalist JOE)


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