ディナモ・キエフは6日、創立80周年を祝う記念試合で欧州王者のミランと対戦、2−2で引き分けたが、この試合でミランの期待の星アレシャンドレ・パトが赤黒のユニフォーム姿で初めてピッチに登場、ゴールを決めた。
 両チームにかつて在籍したFWアンドリー・シェフチェンコが見守るなか、ディナモが2点のリードを奪うが、前半終了間際にパトはボネーラの右からのクロスを頭で合わせて、ミランに貴重な1点をもたらした。後半開始直後にはジラルディーノがネットを揺らして追いついている。
 パトは正確なパスと見事なテクニックを披露し、チャンスに再三からむなど、来年1月の公式戦デビューへの期待がふくらむ活躍ぶりだった。
 また、試合終了間際には、アンチェロッティ監督の息子で、ミランのユース育ちのダヴィデも出場を果たしている。