MVPに選ばれたイチロー (Photo/B.O.S.)

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 米大リーグの第78回オールスター戦が10日(日本時間11日午前)、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパークで開催。

日本人選手としては、シアトル・マリナーズのイチローがア・リーグの1番・中堅で先発出場。また、ロサンゼルス・ドジャースの斎藤隆、“32番目の男”ボストン・レッドソックスの岡島秀樹、両投手もベンチに控えている。

1回表ア・リーグの攻撃で、オールスター戦最初のバッターとなったイチロー。注目の初打席は、ピービの2球目を捉え、ライト前にクリーンヒットを放ったが、後続が続かず無得点に終わった。また、1回裏ナ・リーグの攻撃では、2番に地元サンフランシスコの英雄、バリー・ボンズが登場。大歓声で迎えられたがライトフライに終わった。

3回表にはイチローがこの日2度目の打席へ。ミルウォーキー・ブルワーズのシーツを相手に4球目の変化球をレフト前にポテンヒット。2打席連続のヒットを放ったが、ア・リーグは、またしても後続が続かず無得点に終わった。

5回表、1アウト1塁の場面で打席に入ったイチローは、初球を叩き、ランニング本塁打を放った。ア・リーグはこの本塁打で2点を加え、逆転。イチローはこの回を最後にベンチへ。一方、ナ・リーグ斉藤は7回に7番手として登板。三者凡退に抑えた。

試合はア・リーグが3点リードの9回裏、ソリアーノの2ランでナ・リーグが1点差に詰め寄ったものの、逆転はならず、ア・リーグが勝利。米球宴史上初となるランニング本塁打を含め3打数3安打2打点と大暴れしたイチローがMVPを受賞した。

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