デイヴィッド・ベッカムは7月13日にLAギャラクシーで入団会見を行うが、それに先立ち、個人スポンサーのジレットと契約を解除したことがわかった。3年間のコマーシャル契約を結んでいたベッカムだが肖像権に関してさらなる要求をしたため、契約延長に至らなかったようだ。ただし、ジレットは契約の終了は「双方の合意によるもの」としている。
 ベッカムがLAギャラクシーと結んだ5年契約は最高で2億5000万ドル(約302億円)を生み出す。そのうちプレーをすることで支払われるのは2700万ドル(約32億7000万円)で、残りは肖像権を含むそのほかの契約からの収入となる。
 メジャーリーグサッカーはベッカムを"金のなる木"と捉えており、アメリカに"ベッカム旋風"を巻き起こそうとしている。デビュー前からベッカムの出場を約束してチケットの販売促進をしているし、デビュー戦となる2週間後のチェルシーとの親善試合を中継するESPNは、ベッカムのプレーだけを追うベッカム・カメラを導入するといった具合だ。果たして、期待通りの活躍ができるのか、元イングランド代表主将の今後に注目が集まる。