レ軍・フランコナ監督が、岡島の使いすぎを自重ー。ボストンの地元紙「ボストン・ヘラルド」紙の電子版は19日付けで、レッドソックスの中継ぎ左腕・岡島秀樹投手の関連記事を掲載。「シーズン開幕3ヶ月を経て、岡島が登板過多によって、燃え尽きてしまうのではないか、と恐れている人は、物事を広い見地で見るべきだ、とフランコナ監督が語った」と伝えている。
 週末のジャイアンツ戦3連戦で3連投。これまで、チーム最多の31登板、34イニングを投げている岡島だが、ア・リーグ全体からみれば、登板回数、登板イニング共に、トップ10にも入っていない、と同監督は主張する。
 更に、過去12年在籍した日本球界では、もっと投げていた、と同監督。
「日本では、マウンドに上がる2イニング前から、ウォーミング・アップを行うし、休みの日でもブルペンで投げる。全くの異文化だ。岡島は、こちらではそういうことをしていない。我々は、いい投手を最大限に活用しようとしているが、決して使いすぎだとは思わない」
 日本ハムで抑えを務めた昨年のこの時期と比較しても、現在の方がいいという分析も添えている。岡島は、ここまで2勝0敗4セーブ。防御率は1.04で、この日、ア・リーグでは、ブルージェイズのジャンセン(0.97)に次ぐ、第2位にランクインした。
 昨年、守護神のパベルボンが登板過多で肩を亜脱臼したレ軍は、ブルペン投手の起用法については、慎重になっていると同記事は指摘。フランコナ監督は「去年と同じことを繰り返してはいけない。休ませるべき人間は、登板させないようにしたい」と、語っている。