フランス通信(AFP)によると、リールの主力MF、アブドゥル・カデル・ケイタとマチュー・ボドメールのリヨン移籍が決定した。リヨンのオラス会長は14日、16日11時に入団発表を行なうことを明らかにしている。

 ケイタはコートジボワール代表の25歳。昨年のW杯から代表のレギュラークラスとなり、これまで28試合に出場、6ゴールをあげている。リーグ・アンではリールで2シーズンを過ごし15得点(63試合)。今シーズンは9ゴールをあげ、前半のチーム躍進に貢献した。今年度のUNFP(プロサッカー協会)ベストイレブンに選ばれている。

 マチュー・ボドメールは、リールに4シーズン在籍した24歳。今シーズン前半に8得点をあげて大きな注目を浴び、一時は初代表の候補にも挙がったが、故障もあって第18節以降は無得点と調子を落とした。

 両選手にはリバプールも関心を示していたと伝えられる。今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントでは、マンチェスター・ユナイテッドを相手に健闘したリールだが、攻撃の要2人を失うのは痛い。ただし、ビッグクラブから誘いを受ける守備的MFのジャンII・マクーンは残留する見通し。リールはケイタの代わりとして、タイプの似たルイス・アルフレド・ヤネス・パディーヤ(サンタフェ、コロンビア)の獲得に動いている。