この日2試合目となる両チーム。それでも、メインは17分を超す熱戦、4者共に精根尽き果てるまで闘った

写真拡大

5月5日(土)、6日(日)ディファ有明を舞台に開催されるプロレス連盟GPWA主催の『ディファ・フェスタ2007』。初日となる5日の興行では、15:30からプロレスリング・ノア『SEM』、そして、19:00からGPWA『第3回ディファカップ』が行われた。

『ディファ・フェスタ2007』の目玉、今回で3度目の開催となる団体対抗ジュニアトーナメント・ディファカップ。この日は一回戦、ならびに準決勝戦が行われ、どの試合も各選手が対抗心を剥き出しに熱戦が繰り広げられた。

第1試合こそ、IWA松田慶三、河童小僧のキャラクターもあってか、笑いの要素も含まれた試合となるも、第2試合ではDDTのHARASHIMA、飯伏幸太がBML臼田勝美、原学と真っ向勝負。飯伏と原はいつも以上に激しい“バチバチ”ファイトを展開し、臼田は藤原組長譲りの脇固め、一本足頭突きで要所を締めるいぶし銀振りを発揮。試合は飯伏が原へ強烈なハイキック2連発を放つと、原は完全KO。危険とみたレフェリーが試合を止めた。

更に第3試合では、KAIENTAI-DOJOの真霜拳號、円華がブラックエンペラー、ペンタゴン・バイパーと対戦。エンペラー、バイパーの老獪な試合運びにやり難そうな場面もあったが、最後は真霜が垂直落下式ブレンバスターで危なげない勝利を挙げた。第4試合では、ノア金丸義信、太田一平が、ZERO1-MAX日高郁人、浪口修と激突。金丸、日高と、ジュニアを代表する試合巧者が若手を従え、この日一番の大接戦。最後は日高がショーンキャプチャーで試合を制した。

また、準決勝戦で行われたHARASHIMA、飯伏vsKAGETORA、ヘラクレスオオ千賀の一戦は、KAGETORAが互角以上のパワーを見せ、小柄な千賀が試合をかく乱するも、DDT組は横綱相撲。最後はHARASHIMAの山折りから飯伏が投げっぱなしジャーマン、HARASHIMAが対角線を走り、蒼魔刀で千賀を沈めた。

この日のメインとなった準決勝第2試合では、真霜、円華vs日高、浪口の一戦が行われた。試合は開始から体格で劣る浪口が劣勢となるも、日高が真霜にロープ越しのレッグブリーカーで反撃。この攻撃を機に、真霜の左膝へと攻撃を絞ったZERO1組だったが、同士打ちから強引にペースを引き戻したK-DOJO組が、粘る浪口から円華がシューティングスタープレスで再逆転勝利。最後は4者共に精根尽き果てる熱戦となった。

この日の結果により、6日の決勝戦はHARASHIMA、飯伏vs真霜、円華。3位決定戦として、日高、浪口vsKAGETORA、千賀が行われることになった。
第7試合 第3回ディファカップ準決勝戦
真霜拳號
○円 華
〔KAIENTAI-DOJO〕
17分59秒
片エビ固め
※シューティングスタープレス
日高郁人
浪口 修×
〔ZERO1-MAX〕
第6試合 第3回ディファカップ準決勝戦
○HARASHIMA
飯伏幸太
〔DDT〕
12分1秒
エビ固め
※蒼魔刀
KAGETORA
ヘラクレスオオ千賀×
〔ElDorado〕
第5試合 シングルマッチ
×宮本和志
〔フリー〕
11分22秒
横入り式エビ固め
菊地 毅○
〔プロレスリング・ノア〕
第4試合 第3回ディファカップ一回戦
金丸義信
×太田一平
〔プロレスリング・ノア〕
18分48秒
ショーンキャプチャー
日高郁人○
浪口 修
〔ZERO1-MAX〕
第3試合 第3回ディファカップ一回戦
○真霜拳號
円 華
〔KAIENTAI-DOJO〕
16分21秒
片エビ固め
※垂直落下式ブレーンバスター
ブラックエンペラー
ペンタゴン・バイパー×
〔GPWA推薦枠〕
第2試合 第3回ディファカップ一回戦
HARASHIMA
○飯伏幸太
〔DDT〕
16分46秒
レフェリーストップ
※ハイキック
臼田勝美
原 学×
〔BML〕
第1試合 第3回ディファカップ一回戦
松田慶三
×河童小僧
〔IWA-JAPAN〕
9分
首固め
KAGETORA○
ヘラクレスオオ千賀
〔ElDorado〕