皆さんは「田舎」という言葉にどんなイメージを持っているでしょうか?都会に住んでいる人は「旅行先」という認識かもしれませんし、はたまた「生まれ育ったところは田舎」という人は「故郷」の認識かもしれません。もちろん、現在住んでいる場所が「田舎」と感じている人も当然いるでしょう。

女性の約6割は年に1回以上田舎へ足を運んでいた

「株式会社マージェリック」では、20代から40代の女性を対象に「田舎に関する意識調査」を実施。こちらによると調査対象の女性のうち、70.4%が田舎について「魅力を感じる」と解答しているそう。また旅行に行く際に「観光地ではなくあえて田舎を選んで旅行をしたことがある(またはしてみたい)」と答えている女性は全体の60.5%にもなります。現在女性のうち6割から7割は田舎に魅力を感じ、旅行をしてみたいと考えているようです。

ではそういった女性たちは実際にどのくらいの頻度で田舎へ足を運んでいるのでしょうか?同調査の結果は次の通りとなります。

田舎へ行く頻度

1位 年に2〜3回……22.9%

2位 年に1回より少ない頻度……19.3%

3位 年に1回……16.6%

4位 2〜3か月に1回……10.8%

4位 田舎に行ったことがない……10.8%

6位 毎月……4.5%

7位 毎週……4.0%

一番多かったのは「年に2〜3回」で22.9%。中には「毎週」「毎月」と答えた人もいるようです。全体のうち58.8%が「年に1回」以上は田舎に足を運んでおり、ただ魅力を感じだけではなく実際に足を運んでいる人が多いことが分かりました。

田舎の美しい自然は、いつまでも失われてほしくありません。

SNSに影響されて田舎に足を運ぶ女性の8割以上は20代女性!

20代から40代の女性のうち約6割が「年に1回以上は田舎に足を運んでいる」ことが判明しましたが、では一体どんな目的で彼女たちは足を運ぶのでしょうか?同調査によるアンケート結果は以下の通りとなりました。

「スマートフォンやPCから解放されたい」という人も少なくありませんが、今の時代日本の離島でもたいていはスマホが使えます。

圧倒的に多いのはやはり「人がいない場所でのんびり過ごしたい」(69.6%)で、続いて多いのは「自然豊かな環境」(43.7%)。これらの理由だけみると当たり前すぎていまいちピンとこないかもしれません。

しかしほかの回答をよく見ると「スマートフォンやPCから解放されたい」(20.0%)、「SNS映えするスポットがある」(16.3%)、「SNSで有名人やインフルエンサーが投稿していた」(7.4%)、「SNSで友人や知人が投稿していた」(8.9%)といった、今の時代ならではのものも少なくないことが分かります。特にSNS関連は各解答の数値を合計すると32.6%と3割以上に。SNSを含めスマホが生活にとける必需品となったこの時代だからこそ田舎の良さが見直され、その必要性が高まっているようです。

しかし同調査ではSNS関連の回答に限定し、「20代女性」と「30代女性」「40代女性」の年代別回答の比率を調査。結果は以下の通りとなっています。

SNS映えにこだわるのは20代女性限定?

なんと、SNS目的で田舎へ足を運ぶのは8割以上が20代女性!ごく少数で30代女性もいますが、40代はゼロ!旅行におけるSNSの影響力が強いのは20代女性限定といえそうです。

SNSで魅力を発信してくれて、それに影響されたまた足を運ぶ人が増える……。田舎地域の活性化を考えている人にとって20代女性は、実はとてもありがたい存在なのではないでしょうか?この流れにより双方メリットがあるなら、いいことなのだと思います。

【調査概要】
調査主体  株式会社マージェリック
調査対象  20〜40代女性
調査期間  2018年7月18〜25日 
調査方法  インターネットリサーチ
有効回答数 432名 (20代:223名、30代:104名、40代:105名)