いくつ知ってる?サッカー有名選手のあだ名(その2)

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かつてサッカー界では愛称や二つ名が存在していた。クラウディオ・ロペスは「ピオホ」であり、シャーンドル・コチシュは「黄金の頭」であった。

現代サッカーでは愛称や異名はあまりきかなくなってしまった。とはいえ、ニックネームが“絶滅”したわけではない。今でもこっそりとその地域のサポーターたちの間では呼ばれている名前もあるのだ。

前回第一弾を紹介したところ思わぬ反響を得た。紹介したい選手は山ほどいるので、引き続き面白い異名を持つサッカー選手たちを引き続き紹介していこう。

マヌエウ・フェルナンデス

ポルトガル代表MFマヌエウ・フェルナンデス(カバー画像)は、カーボヴェルデ系の選手でスイス代表MFジェルソン・フェルナンデス、同U-21代表MFジェルソン・フェルナンデスの従兄妹でもある。

エヴァートンやロコモティフ・モスクワでプレー経験のあるマヌエル・フェルナンデスの愛称は何と「マネレレ(Manelélé)」。

その名前通りプレースタイルがフランス代表MFであったクロード・マケレレに近いというものだが、どちらかというともう少し攻撃もできるような?真似じゃあないんだ。

【次ページ】漫画由来

アンドレ=ピエール・ジニャック

メキシコでも得点を量産しているフランス代表のストライカー。貪欲にゴールを狙う姿勢に定評がある。

一方で、ヨーロッパでプレーしている時から読みにくさには定評がある名前だが、そう思っていたのは筆者だけではないようだ。

彼の友達やチームメイトは「デデ(Dédé)」と呼ぶそうだ。元ブラジル代表DFをほうふつとさせる名前であるが、これならばメキシコに言ってもきっとコミュニケーションは苦労しなかっただろう。

ドルラン・パボン

そのメキシコで活躍する元コロンビア代表FWがドルラン・パボンである。モンテレイでは3シーズン連続で二けた得点をあげており、仮にワールドカップで日本と対戦することになったら気を付けなければならない選手の1人だ。

そんな彼のあだ名は「メミン(Memín)」だ。メキシコの「メミン・ピンギン(Memín Pinguín)」という漫画に基づいたもので主人公の少年カルランガス(Carlangas)似ているのが由来だ。

【次ページ】ビーバー

アレクサンドル・ココリン

ロシア代表のFW。スピードに優れたアタッカーで個人での打開力が高く、前線のあらゆるポジションでプレー可能なユーティリティ性も魅力だ。

EURO2012、2014年W杯とビッグトーナメントにも出場したココリンの愛称は「ビーバー(Bieber)」。これまたかわいらしいものである。

思い切ってコリン星とかでもよかったんじゃないかな。

ピーター・クラウチ

リヴァプール時代に2mを超える身長とロボットダンスなどその独特の動きで存在感を示したストライカー。

一説には70kgとも言われたひょろ長い体格が話題になりついたあだ名は「2mのアスパラガス(Two metre asparagus)」「2mのピーター」「クラウチー(Crouchy)」など。

確かに細長いけれどアスパラガスとは…これが英国流ジョーク?と思いきやつけたのはスペイン人の記者であるという。

何でも2006年ワールドカップのイングランド代表のつまらなさから「エリクソン監督は2mのアスパラガスをポストマンにすることを決めた」と記述したのが発端のようだ。

ちなみにクラウチは10年単位でみるとプレミアリーグで得点を多くとっている選手の1人。アスパラガスは確かに旨いもんね。

【次ページ】タランチュラ

ダニ・アウヴェス

ブラジル人の名前が既に愛称ではあるのだが、ダニ・アウヴェスにもあだ名がある「タランチュラ(La Tarantula)」だ。

ネイマールのお友達にして最強のクモ。ゴールキーパーに多そうなニックネームだがサイドバックにつくのは珍しいかもしれない。

ちなみに、セルヒオ・ラモスは「サメ」だ。レアルとバルサの試合はサメとクモが戦っていたのかと考えるとあの人知を超えたレベルの高さもうなづけるというものだ。

クリスティアーノ・ロナウド

言わずと知れたバロンドーラ―、ロナウドのあだ名はご存じ「CR7」だ。

今やあだ名をブランドとして展開しており、下着まで売り出しているというんだからやることが男前ですわ。

ちなみに、CR7ブランドのパンツはかなりお高いことをかつてQolyで紹介させていただいた。

今やCR7ブランドの香水もあり、調子に乗りすぎてNikeから警告を食らったり、果ては新しい銀河の名前に命名されるなどなんだかよくわからない展開を見せている。